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QB交代を検討するファルコンズHCスミス、「どの仕事もオープンだ」

2022年12月06日(火) 09:44

アーサー・スミス【AP Photo/Danny Karnik】

アトランタ・ファルコンズのヘッドコーチ(HC)アーサー・スミスが今季初めてクオーターバック(QB)を変更する可能性を口にした。

現地4日(日)にピッツバーグ・スティーラーズに19対16で敗れた後、スミスHCは「今は独特な時間だ。われわれはこれからバイ(ウイーク)を迎える。すべてを評価していく。どの仕事もオープンだ」と述べている。

QBマーカス・マリオタの代わりに新人のデズモンド・リッダーを出場させてほしいとファンが騒ぎ立てても、なおQB交代という考えを否定し続けてきたスミスHC。しかし、日曜日の試合に敗れて5勝8敗となったことを受けて、ファルコンズはバイウイークを利用してリッダーにチャンスを与える可能性がある。

今シーズンの問題はクオーターバックだけにあるのではないと強調したスミスHCは次のように語った。

「すでに言ったように、すべてを検討しているところだ。うちは遅めにバイを迎える。シーズンは残り4分の1。明日にまた集まって今週はスタッフの1人として話すつもりだ。さっきも言ったように、すべての選択肢を検討している」

今シーズン、すべてのスナップに参加しているマリオタが指揮を執ってきたファルコンズは、13試合で一度も実質的に250パスヤード以上を獲得していない唯一のチームとなっている。2022年において、毎週のように的外れなパス攻撃をすることは許されない。間違いなく、リッダーはこれ以上悪くなりようがないだろう。

マリオタはスティーラーズ戦でパス24回中13回を成功させて167ヤード、タッチダウン1回を記録。そして、勝敗を決定づけるインターセプトを喫した。

マリオタはラン能力を武器に地上戦で貢献している一方で、相手ディフェンスにプレッシャーをかけるための簡単なパスであまりにも多くのミスをしている。

「必ずしもそのことを考えているわけじゃない」とコメントしたマリオタは「今はまだ試合で起こったことを振り返ろうとしているところだ。結局のところ、チームにとって何がベストなのか、何が起ころうとも判断しなきゃいけないんだけど、今はそのことをあまり考えていない」と続けた。

前回の試合に敗れたとはいえ、ファルコンズはまだNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区でプレーオフ争いから脱落していない。その状況下でスミスHCが新人を試しに起用してみることを決断する可能性はあるだろう。

【RA】