QBジャクソンの膝のケガは週ごとの観察とレイブンズHCハーボー
2022年12月06日(火) 10:39ボルティモア・レイブンズはラマー・ジャクソンに関する朗報を得たようだが、それでもこのスタークオーターバック(QB)の欠場は避けられないかもしれない。
ヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーは現地5日(月)に、記者団に対してジャクソンのけがは“週ごと”の観察だが、ピッツバーグ・スティーラーズと対戦する日曜日の試合に間に合う“可能性は低い”と述べた。
「彼はMRI検査を済ませ、週ごとの観察になりそうだ」とハーボーHCは述べている。「毎週判断することになるだろう。今週も日ごとに様子を見る。今週はおそらく間に合わないが、まったく可能性がないわけではない。その後は出場できる可能性が高くなるだろう」
ジャクソンは日曜日のデンバー・ブロンコス戦で膝を軽くひねったと、月曜日に『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況に詳しい関係者の話をもとに伝えている。
月曜日にもたらされたアップデートは、ジャクソンのけがはシーズンを終わらせるほどのものではないという日曜日の試合後のハーボーHCのコメントと一致する。
ジャクソンはブロンコスに10対9で勝利した日曜日の試合をわずか10回のスナップで離脱。今シーズン、元NFLのMVPは度重なるけがに苦しめられてきた。シーズン第12週には股関節のケガで故障者レポートに掲載され、先週の練習でも太ももを痛めている。
日曜日の試合でブロンコスに3対0とリードされた場面でQBタイラー・ハントリーがジャクソンの代わりに出場し、32回中27回のパスをコンプリートさせて187ヤードとインターセプトを1回記録した。バックアップのハントリーは第4クオーターで16回のプレーの末に2ヤードのタッチダウンを自らの足で決め、勝利をつかんでいる。ハントリーはレイブンズのフランチャイズ史上初めて、1試合でパス成功率80%以上(少なくともパスアテンプト30回)とラッシングタッチダウンを記録した選手となった。
ハントリーは去年にレイブンズのオフェンスをリードできる有能なバックアップであることをすでに証明しているが、月曜日の最新情報からするとジャクソンの復帰は時間の問題と言えよう。
レイブンズは日曜日の勝利で8勝4敗となり、同じく8勝4敗のシンシナティ・ベンガルズとAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)北地区で同率首位につけている。日曜日にピッツバーグで試合をした後にレイブンズはシーズン第15週にクリーブランド・ブラウンズと対戦する。
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