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「2回負けたくはない」と4回のインターセプトを許した昨年のビルズ戦について話すジェッツQBホワイト

2022年12月10日(土) 17:43


ニューヨーク・ジェッツのマイク・ホワイト【AP Photo/Seth Wenig】

1年前、ニューヨーク・ジェッツのクオーターバック(QB)マイク・ホワイトは、負傷したザック・ウィルソンに代わってシーズン第8週シンシナティ・ベンガルズ戦の勝利に貢献し、人々の目を引いた。

その後、彼はシーズン第10週のバッファロー・ビルズ戦にも出場した。ホワイトはビルズにインターセプト4回を許して44対17で敗れ、2022年シーズン第12週までフィールドに戻らなかった。

ウィルソンがベンチに下げられた11月に、ホワイトはジェッツの攻撃陣を急加速させ、2週連続で315ヤード以上を記録。昨年の悲劇を考えると、ビルズ戦が一種のテストであることを彼は理解している。

ホワイトは現地8日(木)に「クオーターバックとして成長していく中で、あの敗戦は常に自分の心の中にあるよ。前も言ったけど、2回も負けたくないしね」と話した。

ホワイトは、周りにボールを展開し、状況を正しく読み、素早くボールを出し、プレーメーカーを見つけ、攻撃コーディネーター(OC)マイク・ラフルアーが意図する攻撃プランを実行する能力を持っており、ギャンググリーンの攻撃を開花させている。

ラフルアーOCは「彼はたった今成熟しているし、良くなってきたよ。彼が日曜日の試合に興奮していることも知っている」と述べた。

27歳のホワイトは、ビルズに負けた昨シーズンの仕返しをすることはできないと知っている。

ホワイトは「ヒーローボールはできないんだ。“よし、昨年起こったことのリベンジをしよう”と考えてはいけない。昨年起こったことはもう終わったことだ。もう終わったことなんだから、次に進まなきゃ。今は違うシナリオ、違うチームなんだ」と語った。

「リベンジをしようという考えになるのは簡単だけど、そうならないように、個人としてはベストを尽くすつもりだ」

ホワイトは、キャリア最初の5試合の先発で300ヤード以上のパスヤードを記録した試合が3試合ある13人のQBの1人だ(他の有名な記録達成者としては、カート・ワーナー、パトリック・マホームズ、アンドリュー・ラックがいる)。キャリア最初の5試合の先発で1,435パスヤードを記録するのはスーパーボウルが始まって以来9位の記録で、同様に120回以上のパス成功と1,400ヤード以上のパスヤードの記録は1950年以来3人しか達成していない(他の記録達成者としてはカーク・カズンズとジャスティン・ハーバートがいる)。

ビルズ戦は、ホワイトにとってユニークなリトマス試験紙のようなものだ。リベンジの機会というだけでなく、第9週にギャンググリーンの守備陣の貢献により、ジョシュ・アレン率いるビルズに対し、ウィルソンが今シーズン最高のプレーを見せ勝利したことも思い出される。ウィルソンは154ヤードとタッチダウン1回に留まったが、ターンオーバーを許さず、後半にはいくつかのクラッチプレーも決めた。

1巡目指名というウィルソンのステータスを考えると、彼がいつ1番手に復帰するのかという疑問は常にある。ホワイトには、そのことについて心配する時間はない。彼はできるだけ良い印象を与えようとプレーし、攻撃を前に継続して進めるしかない。ビルズに対する壊滅的な敗北を避けることは、先発の座を維持するために必要不可欠だ。もしまたインターセプト4回を記録するようなことがあれば、ウィルソンに先発復帰のドアが開かれることになるだろう。

【AK】