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NFLとNFLPAがペイトリオッツWRパーカーの脳しんとうへの対応を調査

2022年12月14日(水) 11:42


ニューイングランド・ペイトリオッツのデバンテ・パーカー【AP Photo/Darryl Webb】

『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地13日(火)に報じたところによると、月曜夜に行われたアリゾナ・カーディナルス戦でニューイングランド・ペイトリオッツのワイドレシーバー(WR)デバンテ・パーカーが脳しんとうを起こして試合から外されたときの状況について、NFLとNFLPA(NFL選手会)が調査を行なっているという。

第1クオーターにヒットを受けてプライムタイムに実施された試合を離脱したパーカー。第1クオーターが終了するまで残り4分19秒の時点で10ヤードのパスをキャッチした後、カーディナルスのディフェンシブタックル(DT)アントニオ・ハミルトンにタックルされている。

そのプレーの後、ペイトリオッツが次のプレーを始めようと位置についたとき、パーカーはバランスを保つのに苦労している様子を見せていた。このとき、仲間のWRネルソン・アグホローやクオーターバック(QB)マック・ジョーンズは、パーカーに脳しんとうのチェックをするよう審判に合図をする様子も見せている。このプレーが始まる前、カーディナルスはパーカーのキャッチに異議を唱え、プレーを停止させていた。その後、パーカーは試合から外され、最終的には頭部の負傷で除外されている。

以前、マイアミ・ドルフィンズのQBトゥア・タゴヴァイロアがシーズン第3週に行われたバッファロー・ビルズ戦で試合に戻ることを許可されたことで、脳しんとうプロトコルの変更が促された。それから数カ月が経過し、今回のNFLとNFLPAの調査が行われている。プロトコルの変更時、NFLとNFLPAの両者は“復帰不可”のリストに運動失調を加えることに合意した。

運動失調は“神経学的な問題によって引き起こされるバランスおよび安定性、運動協調性、または言語機能の異常”と定義されている。

パーカーはチーム内においてレシーブ数(25回)で5位、レシーブヤード(460ヤード)で2位だ。今シーズンはペイトリオッツのオフェンシブスナップの60.9%でフィールドに出ている。

ペイトリオッツ(7勝6敗)はシーズン第15週にラスベガス・レイダースと対戦する予定だ。

【RA】