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ファルコンズQBマリオタがIR入り、手術を受ける予定

2022年12月15日(木) 09:50

アトランタ・ファルコンズのマーカス・マリオタ【AP Photo/Danny Karnik】

アトランタ・ファルコンズの新人クオーターバック(QB)デズモンド・リッダーは現地18日(日)に、安全策がやや手薄な状態でキャリア初の試合に先発出場することになった。

ファルコンズがシーズン終盤にQBマーカス・マリオタをベンチに下げてリッダーと交代させることを決めてから1週間が経過した今、マリオタは慢性的な膝のケガにより故障者リザーブ(IR)に登録されている。

マリオタは来週に膝の手術を受ける予定だとヘッドコーチ(HC)のアーサー・スミスが水曜日に報道陣に明かした。

マリオタが手術を検討しようと決めたのは、バイウイーク中の木曜日に自分がサイドラインに追いやられることを知った後だ。つまり、このケガはQBポジションに関するスミスHCの決定に何の影響も与えていない。

『Atlanta Journal-Constitution(アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション)』によると、スミスHCはマリオタの膝に生じた問題について「私は医学の専門家ではない。決定とは関係ないと言っているのであって、今週は様子を見ようということだ」と述べたという。

スミスHCはマリオタが今季中に復帰することが確定しているわけではないことも認めている。ファルコンズはスミスHCがテネシー・タイタンズの攻撃コーディネーター(OC)を務めていた2020年に、その下でプレーしていたQBローガン・ウッドサイドと契約を結んでおり、暫定的にバックアップとしてロースターに登録した。

「だからこそ、土曜日にローガンと契約してデプスを強化したのだ」と明かしたスミスHCは「決定が下ればまた報告するが、(マリオタは)今のところ完全に見通せる状態ではない」と続けている。

ラスベガス・レイダースで2年間、デレック・カーのバックアップとして過ごしていたマリオタは、このオフシーズンにファルコンズと2年契約を締結。2015年ドラフト全体2位指名を受けてNFL入りしたマリオタは、マット・ライアンをトレードしたばかりのファルコンズで少なくとも橋渡し的な役割を担うスターターになると期待されていた。また、2015年から2019年にかけてタイタンズで先発として活躍した本来の姿から成長を遂げれば、それ以上の活躍ができるチャンスもあった。

しかし、今シーズンのファルコンズが見たのは代わり映えのないマリオタだった。マリオタは13試合に先発して2,219ヤード、タッチダウン15回、インターセプト9回、パス成功率61.3%を記録。2022年におけるパサーレーティング88.2は1シーズンを除いてタイタンズ時代のどのシーズンよりも低い。

5勝8敗でありながらまだNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)南地区でプレーオフ進出の可能性を持っているファルコンズは、マリオタが結果を出せなかったことが原因で、将来性のあるクオーターバックにチームの指揮を託している。

それに続き、マリオタはベンチに下げられたことがきっかけで手術を選択した。今シーズン中にマリオタがチームに復帰するかどうかは未定だ。

【RA】