コルツの正式なHC就任への意欲は「揺るぎない」とサタデー暫定HC
2022年12月15日(木) 11:21インディアナポリス・コルツのオーナーであるジム・アーセイは、ジェフ・サタデーを暫定ヘッドコーチ(HC)に採用して周囲を驚かせた際に、この動きはシーズン最後の8試合に向けてと「それ以上」を期待してのことだと話していた。
ラスベガス・レイダースとの初戦で予想外の勝利を収めた後、サタデーHC率いるチームはバイウィークの前までに3連敗を喫しており、ダラス・カウボーイズには54対19で惨敗している。苦戦を強いられているにもかかわらず、サタデーHCは長期的な職に就けることを期待しているという。
「そこは揺るぎない。この仕事は大好きだ。素晴らしい時間を過ごしている」とサタデーHCは現地13日(火)に記者たちに話している。
コルツはシーズン終了後に入念なヘッドコーチ探しを行う予定だが、これまでテレビアナリストとして働いていたサタデーHCはこの重要なポストに留まるチャンスを狙っている。
「面接は受けるつもりだ」とサタデーHCは言う。「私にも面接の機会を与えてくれるのであれば、もちろん応じる。この仕事は面白くて仕方ない。すでにすごく楽しいと感じている。繰り返しになるが、私はまったくあきらめていない。将来のチームに対するビジョンがあり、それに向かって取り組むつもりだ。それが私の日々の仕事であり、目標に向かって努力し、それがどのようになるかを理解しようとしている」
『ESPN』の放送スタジオから引き抜かれて以降は目まぐるしい一カ月を送ってきたサタデーHCは、10勝3敗のミネソタ・バイキングスとの試合に向けて4勝8敗1分のコルツを備えるためにバイウィークを利用することができた。これからのチームのパフォーマンスはサタデーHCがインディアナポリスでコーチングを続けられるかどうかを大きく左右するだろう。
3連敗についてサタデーHCはこう話している。「悔しいが、だからと言ってあきらめているわけではない。このフットボールチームとスタッフ陣を見る限り、部分的には前進できていると思っている。良くなってきた部分もある。だから、私の立場としてはそれをしっかりと捉え、これからどうなるかという視点に立たなければならない。自分がヘッドコーチになっていきなり全勝できるとは思っていない。そう言えたら良かったけど、それが現実的でないことは一目瞭然だ。われわれは戦い続けるしかない」
サタデーHCが、自分に8試合分の代役を務める以上の能力があるということを納得させなければならない相手は一人しかいない。それはアーセイだ。就任会見でのオーナーの熱意ある発言からすると、サタデーHCはすでに優位な立場にあると言えよう。ただ、最近の失態が彼の輝きを鈍らせていることは確かだ。元オフェンシブラインマンが職を維持するために、チームは残り4週間で少しでも将来性があることを示さなければならない。
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