試合中に感情を表に出すことをいとわないペイトリオッツQBジョーンズ
2022年12月15日(木) 15:38ニューイングランド・ペイトリオッツのクオーターバック(QB)マック・ジョーンズは最近、サイドラインで暴言を吐く姿を含め、オフェンスに対する強い不満やいらだちを口にする様子をテレビカメラに捉えられている。
当のジョーンズは勝利を望んでそのような行動をとるのは当然のことだと考えているようだ。
現地13日(火)、ジョーンズは『WEEI』に出演した際に「フットボールはエモーショナルなスポーツだと思う。俺はフィールドで自分の感情を出すのが好きだ」と話している。「俺たちは勝つために、そのためにできることをすべてやりきるために試合に出ている。時にはもっといいパフォーマンスを見せなきゃいけないこともある。それには、みんなにプレーをさせて、全員が一丸となるようにいい仕事をすることで生まれるリーダーシップが必要だ。そして、単純により長くドライブを続けて、より多くの点を獲得しなきゃいけない。結局のところ、これはエモーショナルなゲームなんだ。感情を表に出した上で、それがプレーに影響しないようにしたい」
ジョーンズが2週間前にサイドラインでプレーコーラーのマット・パトリシアを批判したのは有名な話だ。ジョーンズはアリゾナ・カーディナルスに27対13で勝利した月曜日の試合中も、タイムアウトをとったことに対してイライラした様子で不満をこぼしている。
常に完ぺきな状態を目指して努力しており、ミスに対するフラストレーションがそのまま湧き出てくるときがあるのだと話したキャリア2年目のジョーンズは、次のようにコメントしている。
「それがフットボールだろ? それもゲームの一部だ。俺たちはみんな、競争し、それに打ち勝ち、物事を成功させようと躍起になっている。だから、すべての問題に対して解決策を講じないと。それがゲームの流れだ。良いプレーもあれば悪いプレーもあるし、それをどう修正するかだ。それから次のドライブに移る。どのレベルの試合も、そうやって進んでいくものだ」
ジョーンズはサイドラインで不満を爆発させた最初のクオーターバックでもなければ最後のクオーターバックでもない。特に、プライムタイムに実施される試合ではそうだ。トム・ブレイディやアーロン・ロジャース、ペイトン・マニングも皆、それを経験してきた。
火曜日、パトリシアはジョーンズの情熱が“大好き”であり、一時的なフラストレーションについては心配していないと言及している。パトリシアはこれまで指導してきた情熱的な守備選手たちが同じようにハングリー精神を持っていたとして、テディ・ブルスキやジュニア・セアウ、マイク・ブラベル、ウィリー・マクギネストなどの名前を挙げた。
また、「これはものすごく情熱的なゲームだろう? 私たちはこのゲームを愛している。多くのことを注ぎ込み、懸命に努力している。そして、気にかけている。勝とうとしているのだから、私はそのすべてを愛している」と語ったパトリシアは「すべては――気にかけているからこそだ。心から気にかけている。マックと私もそうだ。私は彼が勝ちたいと望んで、他のみんなと同じようにできることをすべてやっているのを知っている。それは素晴らしいことだ」と続けている。
【RA】