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コマンダース売却の可能性について何も予測していないとグッデルコミッショナー

2022年12月15日(木) 18:09


NFLコミッショナーのロジャー・グッデル【Ben Liebenberg via AP】

NFLコミッショナーのロジャー・グッデルは現地14日(水)、ワシントン・コマンダースのチーム売却の可能性についてはいかなる“予測”もないと話した。

テキサス州アービングで実施された12月度リーグミーティングの場で、グッデルは報道陣に「ダン(コマンダースオーナーのスナイダー)が(11月初めに)発行した声明では、彼がそれを検討しているとされていた。それについて、われわれは彼と引き続き取り組んでいく」と語っている。

チーム売却の可能性について、水曜日にオーナー間での話し合いはなかったとグッデルはつけ加えた。

ダン・スナイダーとターニャ・スナイダーは11月2日に、『Bank of America Securities(バンク・オブ・アメリカ・セキュリティーズ)』に“取引の可能性を検討”するよう依頼したと発表したものの、チームが検討しているのが部分的な売却なのか、完全な売却なのかについては言及していない。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のコラムニストであるジュディ・バティスタが水曜日に行われたリーグミーティングについて報じており、複数の人物が売却は完全なものだと考えていると語ったと述べている。

水曜日のグッデルのコメントは、アメリカ下院監視・政府改革委員会がコマンダースに関するレポートの中で、組織の上層部に属する男性らによる“性的不品行の無視および軽視”を含む、報告書が“有害な職場文化”と表現したものにおいて、ダン・スナイダーがどういった役割を担っていたかを申し立ててから初めてなされたものだ。

NFLの委託によって2021年夏に弁護士のベス・ウィルキンソン主導で行われたチームの職場文化の調査に関する書面での報告書がなかったことを受け、議会が独自の調査に乗り出していた。ウィルキンソンによる調査の結果として、チームには1,000万ドル(約13億5,685万円)の罰金が科され、スナイダーは日常業務を退いている。

水曜日に議会の報告書について問われたグッデルは、リーグが科した処分を受けて“ワシントン・コマンダースの組織に変化が起こっていた”と指摘し、こう述べた。

「監視・政府改革委員会との関連で言えば、われわれは本件について最初から非常に一貫していたと思う。われわれは全面的に協力し、50万件を超える資料を提出しているはずだし、個人的にも2日と半日を証言に費やした。誰かからその間に私は120項目ほどの質問を受けたと聞いたので、そういった協力の点から見れば、われわれは調査が進められているこのチームについて、懲戒処分のおかげで、また、第三者の弁護士が率いる大変な調査によって、ワシントン・コマンダースには変化が起こっていると明確に把握していた。それは監査によって確認されているため、それこそわれわれが求めていた結果だ。われわれ全員が求めていた結果であり、それについてこれ以上言うことはない」

コマンダースの件については現在も元連邦検事のメアリー・ジョー・ホワイトが、職場での不品行の疑いについて調査を進めている。グッデルはホワイトの調査がいつ終わるのかは把握していないと話した。

「メアリー・ジョーからは特にタイムラインを知らされていない。彼女はこれらの調査の両方について、本当に多くの仕事をやっているし、彼女に圧力をかけたくない。われわれは彼女を全面的にサポートしており、彼女は前に進み続けるだろう。だが、終わった際に教えてくれるはずだ」とグッデルはコメントしている。

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