脳しんとうプロトコルをクリアもブロンコスQBラッセルはチームの総合的判断により次戦欠場
2022年12月17日(土) 08:02ラッセル・ウィルソンがアリゾナ・カーディナルス戦に出場しないことが分かった。
デンバー・ブロンコスのヘッドコーチ(HC)ナサニエル・ハケットは現地16日(金)、ウィルソンが脳しんとうプロトコルを脱したものの、シーズン第15戦には出場しないと明かした。ウィルソン欠場の判断は予防的なものだとも説明している。
「いち組織として、彼にもう1週間の準備期間を与えることにした。それによってロサンゼルス・ラムズ戦には整えられるだろう。ラス(ウィルソン)はうちの最高のコンペティターの1人であり、信じられないほどに素晴らしいと思っている」
そう述べたハケットHCによると、ウィルソンはチームの決定を喜んではいなかったものの、クラブとしては高給取りのクオーターバックであるウィルソンに対して慎重に慎重を期すつもりだ。
「われわれが本人に決定を伝えた。満足はしていなかった」と明かしたハケットHCはさらに、「本人は出場してプレーしたがっている。非常に競争力があり、このチームのためにともに戦いたいと思ってくれていることは誰もが分かっている。ただ、われわれはひとつの組織として、今週1週間を通して議論と話し合いを重ね、自分たちの組織にとって最善を尽くすことに決めたのだ。それがラッセルにとっても最善であると思っている。トップから下まで全員で話した。つまり、あらゆることを検討した上で、彼にもう1週間の準備期間を与えたかった」と続けている。
ウィルソン欠場を受けて、QBコルト・マッコイ率いるカーディナルスとの試合はQBブレット・リピンが今季2度目の先発を務める予定だ。
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