ベアーズQBフィールズがシーズン通算1,000ランヤードを達成したNFL史上3人目のQBに
2022年12月19日(月) 09:25ラマー・ジャクソンやマイケル・ヴィックに仲間が増えた。
現地18日(日)、シカゴ・ベアーズのクオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズが俊足を武器に1,000ランヤードの壁を越え、単一シーズンでその記録に到達したNFL史上3人目のクオーターバックとなった。
試合後、フィールズは報道陣に「もちろん、ものすごくうれしい。今週すでに話したけど、神がいなければ成し遂げられなかったと思うし、チームメイトやコーチがいなくても成し遂げられなかっただろう」と話している。
フィラデルフィア・イーグルスに25対20で敗れた試合の第4クオーターにて1ランヤードを稼いだプレーで、フィールズはヴィックやジャクソンと並んで1,000ランヤードを突破したクオーターバックの仲間入りを果たした。この試合で95ランヤードをマークしたフィールズは、今のところシーズン通算でちょうど1,000ランヤードを記録している。
来年も1,000ヤードの突破を目指すのかと質問されたフィールズは、今回がそれを達成する唯一の機会だったかもしれないと示唆した。
「毎年1,000ヤードのラッシングを目指すつもりはないよ」と笑顔を見せながら答えたフィールズは「もう言ったように、これは名誉であって、神からの祝福だし、コーチやチームメイトがいなければできなかったことだ」と続けた。
1,000ヤードに到達する道すがら、フィールズはボビー・ダグラスが1972年に968ランヤードを記録してから50年間の大半で保持していたベアーズのクオーターバックによる単一シーズンのラッシングヤード記録を破っている。
日曜日の試合を含め、フィールズは8試合連続で60ランヤード以上を記録。また、今シーズンは6試合で80ランヤード以上を稼いできた。
今回の試合もケガを抱えながらプレーしていたキャリア2年目のフィールズは、シーズンを通して体調不良に悩まされてきたにもかかわらず、まばゆいばかりの輝きを放っている。
ジャクソンはキャリアで2度1,000ランヤードを達成しており、2019年シーズンにマークした1,206ヤードは単一シーズンにおけるクオーターバックのランヤード記録として史上最多だ。フィールズはジャクソンのこの記録を塗り替えるペースできていたが、シーズン第12週は肩のケガにより欠場。シーズン終了まで今の調子を維持できれば、あと3試合が残されている中でフィールズには記録を更新するチャンスがまだある。
「今年もすでに大詰めを迎えたし、その記録を取りにいくのもいいかもしれない」とコメントしたフィールズは「あと206(ヤード)必要なんじゃないかな。残り3試合だから、1試合あたり約70ヤードか。どうなるかはお楽しみだ」とつけ加えた。
【RA】