スティーラーズQBピケットはレイダース戦で先発の可能性
2022年12月21日(水) 09:56ピッツバーグ・スティーラーズは現地24日(土)夜に実施されるラスベガス・レイダース戦でクオーターバック(QB)ケニー・ピケットを先発に戻すつもりだ。
先週の試合を欠場していたピケットが次戦で先発すると見込んでいると火曜日に明かしたヘッドコーチ(HC)のマイク・トムリンは次のように語っている。
「ケニー・ピケットに関して、脳しんとうの問題はもう過去のものになったと思っている。手続き上、条件をクリアしなければならないが、仮に今日練習を行っていれば、彼はフル参加していただろう」
ピケットはシーズン第14週に敗れたボルティモア・レイブンズ戦の序盤に脳しんとうを発症した。
シーズン第15週はQBミッチェル・トゥルビスキーが先発を務め、パス22回中17回成功で179ヤード、タッチダウンラン1回をマークしている。しかし、2023年に向けて前向きな雰囲気で今季を締めくくろうとしているスティーラーズは、ドラフト1巡目で指名した新人に手綱を返すつもりだ。
ピケットは今季の14試合中12試合で300ヤード以上の攻撃を許して相手のペースを鈍らせるのに苦戦してきたレイダースのパスディフェンスと対峙することになる。一方で、試合のカギを握るのはピッツバーグの天候かもしれない。
トムリンHCは「天候が重要な要素になり得ることは認める。それがナショナルフットボールリーグとピッツバーグの現実だ」と述べている。
『The Weather Channel(ザ・ウェザー・チャンネル)』によると、土曜夜の気温はおよそマイナス13度で風速は約4.5メートルから9メートルになる予報とのこと。
トムリンHCはピッツバーグでカレッジ時代を過ごし、極寒の状況にも慣れているはずのニュージャージー出身の選手について心配はしていないようだ。
ピケットの寒冷な状況下でプレーしてきた経験について聞かれたトムリンHCは「その質問に答えるのは私よりも彼の方がうまいだろうが、ドラフトの準備段階で選手を分析するときに、よく引き合いに出す内容だ」と答えている。「(ワイドレシーバー/WR)ディオンテ(ジョンソン)はトレド大学でプレーしていた。彼はタンパ出身だが(トレド大学でプレーしていたため)――水曜夜の“MACtion(ミッドアメリカンカンファレンスの試合)”のおかげで準備できたはずだ。つまり、すべての攻撃選手たちに関して、通常は何らかの議論やドラフト分析を行っており、そこではその環境にさらされてきたことについてや、それがどういう状態になるのか、選手にとって問題になり得るのかなどを検討している。多くの場合、重要な決定要因にはならないが、変数であることは間違いない」
【RA】