フィラデルフィア・イーグルスのクオーターバック（QB）ジェイレン・ハーツは現地18日（日）に勝利したシカゴ・ベアーズ戦で肩を捻挫したことにより、シーズン第16週に行われるダラス・カウボーイズ戦への出場が疑問視されている。

火曜朝に『Audacy（オーダシー）』の“SportsRadio 94WIP（スポーツラジオ94WIP）”に出演したイーグルスのヘッドコーチ（HC）ニック・シリアニはハーツのケガを正式に認めた一方で、ハーツがカウボーイズ戦を欠場するとは断言しなかった。また、チームはハーツのケガが長期的な問題になるとは思っていないとも指摘している。

WIPのエリオット・ショアパークスによると、シリアニHCは「彼は肩を捻挫して・・・リハビリに取り組んでいるところだ。今週はどうなるか分からない。長期的なものではないと私たちは判断している」と述べたという。

ベアーズ戦で一度もスナップを逃さなかったハーツは、パス37回中22回を成功させて315ヤード、インターセプト2回、タッチダウンラン3回という記録で試合を終えている。

MVP候補のハーツはイーグルスを13勝1敗に導いてきたが、チームの最大の目標はスーパーボウルであり、それに向けてデュアルスレットのクオーターバックをできるだけ健康に保つことは重要だ。

シリアニHCが火曜朝にハーツを除外しなかったことはさほど驚きではない。それより後にも判断することができるからだ。

ラジオに出演した後、シリアニHCは「彼が今週にプレーできる可能性はある。彼は普通じゃない。回復も早い。今週に彼を除外するつもりはない」と報道陣にコメントしている。

また、「彼はどんな状況でもプレーできるから、痛みよりも治癒を重視することになる」ともつけ加えた。

ハーツ本人も土曜日にプレーする“可能性は間違いなくある”と報道陣に話している。

「俺は一日一日を大切に進める」と語ったハーツはこう続けた。「俺が何かに対処していることは誰もが知っている。かなり公になっていると思う。表沙汰になっている。もちろん、俺は自分のことを自ら話す人間じゃないんだけど、フィラデルフィア・イーグルスのクオーターバックである以上、そこからは逃れられないみたいだ。でも、自分はその中でもすべてにおいて一日一日を大切にして、本当に良いディフェンスとの対戦に備えている」

ハーツがカウボーイズ戦を欠場した場合にQBガードナー・ミンシューがその穴を埋めてチームを動かし続けることに、シリアニHCは自信をのぞかせている。もしそうなれば、ミンシューは火曜日に故障者リザーブ（IR）からアクティブ登録されたタイトエンド（TE）ダラス・ゴーダートと共に先発ラインアップに並ぶことになるはずだ。

シリアニHCはWIPでミンシューについて「彼は自分の番号が呼ばれたらすぐに出ていく準備ができている。もし彼が出なければならなくなったとしても、私たちは彼に100％の信頼を寄せている。彼ならやれる」と強調した。

カウボーイズに勝てば、イーグルスはNFC（ナショナル・フットボール・カンファレンス）東地区タイトルおよびNFC第1シードを獲得できる。

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