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DEボサはコマンダース戦のサック2回で年間最優秀守備選手賞を確定させたと49ersのTEキトル

2022年12月26日(月) 11:12

サンフランシスコ・49ersのニック・ボサ【AP Photo/Roger Steinman】

サンフランシスコ・49ersのディフェンシブエンド(DE)ニック・ボサは現地24日(土)に37対20で勝利したワシントン・コマンダース戦でクオーターバック(QB)テイクダウンを2回決め、サック数でNFLトップの座を手に入れた。

チームメイトのタイトエンド(TE)ジョージ・キトルは、2022年に再び圧巻のパフォーマンスを見せているボサが評価されるべき時が来たと考えている。

「今日の試合でディフェンス部門のMVPは彼に決まったはずだ」とキトルは土曜日に49ersが勝利した後に『ESPN』に述べている。「そうならない理由はないと思う。オフェンスであれディフェンスであれ、リーグ中の他の選手と比較して彼が毎週日曜日にやっていることを見れば、彼がMVP候補に挙がらない理由はない」

「毎日毎日、彼はまさにモンスターだ。すべてのサックは彼の努力の賜物で、評価に値する。彼はファンタスティックだ。彼が良くないプレーをすることはない」

ボサは土曜日の最初のサックを第2クオーターの終盤、コマンダースのツーミニッツドリルの間に決め、オフェンシブタックル(OT)のチャールズ・レノJr.を交わしてQBタイラー・ハイニケをサックしている。そして、第4クオーターには1回目とは反対側からOTコーネリアス・ルーカスを抜きながらハイニケに対してストリップサックを決め、これにより10点リードしていた49ersオフェンスはレッドゾーンからの攻撃を手に入れた。

土曜日の2回のサックによりボサのシーズン通算サック数は17.5回となり、プロ4年目のボサはキャリアハイを更新している。

「今はどんなタイプのブロッカーに対しても答えを持っているような気がする。もちろん程度の差はあるけど、全体的にうまくいっている」と勝利の後にボサはコメントした。

49ersのスターパスラッシャーは第4クオーターに決めたサック直後のコマンダースのポゼッションでも49ersのインターセプトに貢献しており、ボサのプレッシャーによってハイニケは狙いが狂ったパスを出し、その結果ハイニケはベンチに下げられている。ボサは第3クオーターの第4ダウンでもハイニケにタックルを決め、コマンダースの2ポイントコンバージョンも失敗に追い込み、後半で圧倒的な強さを見せた49ersディフェンスの要を担った。

「彼のプレーのレベルは尋常じゃない」と話すのはミドルラインバッカー(MLB)のフレッド・ワーナー。「ラッシュを成功させてカバレッジを連動させるためには11人全員の力が必要だと分かっていることが、ディフェンスがうまくいっている大きな理由だ。それでも、彼がフィールドにいることで勝利への可能性が高まるから、カバレッジで粘ったり、相手のルートを狙ったりすることができるんだ。とにかく、彼のプレーはずば抜けている」

2試合を残してボサは、DEのT.J.ワットとマイケル・ストレイハンの二人が持つ22.5回の単一シーズンの史上最多サック記録に並ぶチャンスがある。25歳のボサがDEアルドン・スミスの持つ19.5回という49ersの最多記録を更新する可能性はさらに高い。

先週には3度目となるプロボウル選出を達成したボサは、2022年の年間最優秀守備選手賞の有力候補であることは間違いなく、このタイトルを獲得すれば、元全体2位指名のボサの夢が叶うことになる。

「それは俺の夢だ」とボサは話している。「俺は7歳の時からこのゲームをやっていて、ずっとDラインをやってきた。長年他の選手たちを見てきて、自分もそういう選手になりたいと思ってきたけど、ようやくその夢が叶う瞬間が近づいている気がする」

【R】