AFC南地区優勝決定戦となるジャガーズ戦でタイタンズはQBドブスを先発起用
2023年01月03日(火) 05:13テネシー・タイタンズのヘッドコーチ(HC)マイク・ブラベルはシーズン第18週の最終戦に決まるプレーオフ進出の希望を託すに足るだけの実力がジョシュア・ドブスにあると判断したようだ。
現地2日(月)、ブラベルHCはサタデーゲームとして行われるジャクソンビル・ジャガーズとのAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)南地区タイトル決定戦で、ドブスが2試合連続で先発出場すると発表。
ドブスについて「今回のチャンスの準備を整えていると思うし、楽しみにしている」と話したブラベルHC。
シーズン第17週サーズデーナイトフットボールのダラス・カウボーイズ戦を27対13で落としたあと、ブラベルHCは今季最終戦でベテランのドブスを続投させるのか、新人のマリク・ウィリスに戻すのかとの質問を受けた。ブラベルHCの説明はある重要な疑問に集約されたと言えよう。それは、どちらの選手が勝利の確率を最も高めることができるのか、だ。
ブラベルは先週金曜日、チームの公式サイトを通して「結局のところ、どこでも(どのポジションでも)同じだ。誰が勝つための最高のチャンスをもたらしてくれるのか、1試合を制するチャンスを高めてくれるのか。今のわれわれはそういう状況にある。それこそが何よりも重要なのだ。1試合に勝ち、健康を保ち、回復し、そしてまた1試合に勝つ。それを誰ができるのかを見つけるのだ」とコメントしている。
ドブスがタイタンズの一員として初先発したのは先の敗北したカウボーイズ戦だ。決して完璧とはいかなかったものの、39回のパスを投げて20回成功、232ヤード、1タッチダウン、インターセプト1回を記録しており、その存在感とフットボールの決断力は少なくとも、タイタンズのスタッフが彼の腕にかけようと思えるだけの信頼を与えている。
ウィリスに同じことは言えず、キャリア通算3試合の先発出場でパスアテンプト25回以上を記録したことはなく、ウィリスをラインアップに加えた場合、タイタンズはラン優先のチームとなり、その攻撃の大部分はランニングバック(RB)デリック・ヘンリーの肩にのしかかっていた。
このアプローチによってウィリスが先発した3試合で1勝を挙げるに至った。腰のケガから復帰途中にあるヘンリー不在の中で317攻撃ヤードを獲得したように、タイタンズはランとパスのブレンドを期待しており、ドブスにコントロールを託す方がライバルのジャガーズを打ち負かすチャンスを高められるかもしれない。
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