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テキサンズが元カーディナルスHCキングスベリーとOCの面談

2023年02月11日(土) 19:49

クリフ・キングスベリー【AP Photo/Jed Jacobsohn】


元アリゾナ・カーディナルスのヘッドコーチ(HC)クリフ・キングスベリーのタイ旅行は思ったより少し短くなった。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロによると、キングスベリーは空席となっている攻撃コーディネーター(OC)を巡ってヒューストン・テキサンズと現地10日(金)に面談することになっているという。

テキサンズはデミコ・ライアンズとヘッドコーチ(HC)契約を結んでおり、ライアンズは元アリゾナ・カーディナルスのディフェンシブラインコーチ、マット・バークを守備コーディネーター(DC)に加えると予想される。チームはすでにニューイングランド・ペイトリオッツのタイトエンド(TE)コーチ、ニック・カレーとサンフランシスコ49ersのパスゲームコーディネーター、ボビー・スロウィクとOC職の面談をしたと言われている。

43歳のキングスベリーは4年間で28勝37敗1分(勝率.432)となった後、1月にカーディナルスを解雇された。その直後に彼はガールフレンドと一緒にタイへと旅立ってしまった。

キングスベリーがNFLでOCの肩書を得たことはないが、彼はプレーをコールし、アリゾナのオフェンスをデザインしていた。カーディナルスでの4年間で、チームは2020年と2021年シーズンに獲得ヤードでトップ10にランクインしたが、得点では11位より上になったことはない。

キングスベリーが採用された場合、それは彼にとってある意味テキサスへの帰還となる。彼はそこから数時間離れたサン・アントニオで生まれ育ち、テキサス工科大学でプレーして、数年間コーチをしていたこともある。キングスベリーが初めてコーチ職に就いたのもヒューストン大学で、2008年から2011年まで務めた後に2012年はテキサスA&M大学のスタッフとして1年を過ごした。

先週の就任会見でライアンズは昨シーズン大いに苦戦したテキサンズオフェンスが自分の監督下でどうなるかの見通しを語った。

「互いに敬意を払い合うベストなスタッフを見つけ、選手たちをサポートできるベストなスタッフを探したい」とライアンズは述べている。「正確なプレーを心掛け、努力し、フィジカリティーの高いプレーをしたい。それによってスクリメージラインを掌握し、第一にランゲームを確立させたいが、バランスも取りたい」

「プレーアクションパスをうまく使いたいが、効率的でもありたい。ボールを渡せる爆発的なプレーメーカーが欲しい。ダウンフィールドまで行けなければ、チェックダウンを投げて爆発的プレーメーカーの手に委ね、彼の創造力を見たい」

「オフェンスの全てにおいて、現在いる選手たちに対して確かな適応力を持ちたい。選手たちの長所を生かし、プレーメーカーの手にボールを渡し、彼らにプレーをさせられるようにしたい」

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