ビルズQBアレンは肘の手術不要、来季には完全復帰の見通し
2023年02月13日(月) 12:112022年シーズンの後半に投球側の肘に重傷を抱えていたバッファロー・ビルズのスタークオーターバック(QB)ジョシュ・アレンは、手術を受けることなく完全に回復した状態で2023年シーズンを迎えられそうだ。
情報筋によると、医師は休養の恩恵を受けているアレンが内側側副靭帯(UCL)の部分断裂とそれに伴う腱や筋肉の損傷から順調に回復していることを確信しているという。シーズン第9週に実施されたニューヨーク・ジェッツ戦で負傷したアレンは、その後の数試合に装具をつけた状態で出場することを余儀なくされていた。
今回のケガはルーキーシーズンに4試合の欠場につながったUCLの捻挫ほど深刻なものではなく、アレンは2022年シーズンに何とかすべての試合に先発出場している。とはいえ、痛みと装具の組み合わせによって、特定の投球を慣れた方法で実行することが難しくなり、NFLの中でも特に生産性の高いオフェンスのリズムが乱れるなど、アレンは苦戦を強いられていた。
アレンは先月、医師が最初の診断で2週間から4週間にわたって“プレーすることについてあまり楽観的ではなかった”ことや、治癒プロセスを促進するために多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう/PRP)注射を受けたことを報道陣に明かしている。最終的に、アレンはシーズン後半にかけて装具を外して持ち前の速球を取り戻したように見えていた。
当初はUCL捻挫と報道されていたが、そのケガの程度は多くの人の想像以上に深刻なものだった。しかし、アレンがこれまで通り再び負傷することを避け続ければ、手術を受けることなくオフシーズン中に完治できると医師は考えている。
今季、UCLのケガで注目を集めたのはアレンだけではない。NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームでUCLを完全に断裂したサンフランシスコ・49ersの新人QBブロック・パーディーは、今月中に修復手術を受ける予定であり、復帰には6カ月ほどかかると推定されている。
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