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「他の場所には行きたくない」とタイタンズ移籍の噂を一蹴する49ersのQBトレイ・ランス

2023年02月18日(土) 16:52


サンフランシスコ・49ersのトレイ・ランス【AP Photo/David Banks】

トレイ・ランスは先月、テネシー・タイタンズが元サンフランシスコ・49ersの選手人事部門責任者ラン・カートンをチームのジェネラルマネジャー(GM)に採用したという発表を、指を交差させた3つの絵文字でリポストし、ソーシャルメディアを騒然とさせた。

ランスは『The Q with Quincy Avery(ザ・キュー・ウィズ・クインシー・エイブリー)』のライブストリームでのインタビューで、クオーターバック(QB)トレーナーのクインシー・エイブリーに対し、この投稿は「間違い」であり、決して49ersを出たいというような意味ではないと語った。

QBは49ersのヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンがこの件について冗談を言った後、初めて自分が起こした騒動を知ったという。

ランスは現地16日(木)、『San Francisco Chronicle(サンフランシスコ・クロニクル)』を通じて「翌朝ミーティングがあったからカイルが教えてくれたんだ。俺に対して、“全部見たか? みんな君がタイタンズに行くとか言っている”ってね。俺は、”何の話をしているんだい?” と聞いて、彼は、“たまたま見たんだ。みんなおかしいことを言っている。彼らは自分たちが何を言っているのか分かっていない。ただ、面白いと思ったんだ”と言っていたよ。彼が俺に騒動について教えてくれたんだ。俺は何も見てないのにね…」と話した。

ランスは、サンフランシスコでの2シーズンでカーソンと親しくなったことを明かし、絵文字は幸運のシグナルとしての意味合いが強かったと付け加えた。

「俺とランは親しくなったんだ。彼は自分の子どもを連れてきて、俺は彼の子どもと話をするようになった。俺にとって、それはとても大きなことだったよ。光り輝くようなものだったね。誰かの家族について知ることができたんだ。とてもうれしかった。指をクロスさせた絵文字は、“テネシー・タイタンズの一員になりたい”という意味ではない。俺はここが大好きだ。他の場所には行きたくない。それに、あれは俺が一番使う絵文字でもあるんだ」

ランスはシーズン第2週に負った足首の手術からのリハビリを続けている。49ersの新人QBブロック・パーディーは負傷した肘の手術を今月末に受けることになっている。シーズン終盤にパーディーが台頭してきたことで、ランスのチームでの将来について疑問の声が上がっていた。しかし、今のところ、元全体3位指名はサンフランシスコに留まっている。

両者が万全な状態であれば、8月のトレーニングキャンプでランスとパーディーが争うことになるだろう。

【AK】