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タイタンズがLTリワン、WRウッズ、Kブロック、LBカニンガムを放出

2023年02月23日(木) 11:06


【NFL】

テネシー・タイタンズがレフトタックル(LT)テイラー・リワン、ワイドレシーバー(WR)ロバート・ウッズ、キッカー(K)ランディ・ブロック、ラインバッカー(LB)ザック・カニンガムと袂を分かつことになった。

プロボウルに3度選出された経歴を持つリワンはすでに『Twitter(ツイッター)』で今回の放出を発表していた。その後、チームは他の3人と共にリワンの放出を正式に発表しており、カニンガムに関しては身体検査に合格できなかったため放出したとしている。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じたところによると、この4人の選手をカットすることで、タイタンズは2023年にサラリーキャップスペースで約3,800万ドル(約51億2,529万円)、キャッシュで4,220万ドル(約56億9,177万円)を清算できるという。

ロサンゼルス・ラムズからトレードされた後、ウッズがタイタンズに所属していたのはわずか1シーズンだった。頼りにできるベテラン選手であるウッズは、ラムズ在籍時の2021年11月にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したところから復帰を果たし、タイタンズで全17試合に出場。そのうち15試合で先発を務めたものの、目立った活躍はできなかった。

ウッズは2022年シーズンにレシーブ53回で527ヤード、タッチダウン2回をマークしている。

一方、リワンの放出はタイタンズに長く在籍していた選手に別れを告げるものとなった。

2014年ドラフト1巡目指名を受けたリワンは、そこからタイタンズで9シーズンを過ごし、通算で105試合に出場して2016年から2018年にかけては3年連続でプロボウルに選出されている。

初めてチームのフルタイムスターターとして臨んだ2015年シーズンに、当時のクオーターバック(QB)マーカス・マリオタの強固なブラインドサイドプロテクターとして活躍したリワン。その後はQBライアン・タネヒルのプロテクターとしてもプレーしていたが、ケガをしてからは成果をあげられないようになっていた。

2018年に5年の契約延長を締結した後、リワンは運動能力向上物質規定に違反したとして2019年シーズン最初の4試合において出場停止処分を受けている。

2020年シーズン第6週にACLを断裂したリワンは、2022年にも膝を負傷し、2試合しか出場していない状態でシーズン終了となった。

この3シーズンで20試合に出場した31歳のリワンは、最後に結んだ契約の最終年を迎えようとしていた。

タイタンズがワイドレシーバーおよびレフトタックルポジションで新たな戦力を探すことになる一方で、ウッズとリワンはフリーエージェント(FA)期間が始まる3月15日(水)までの約3週間で自分の将来を検討することになる。

【RA】