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元HCのバンス・ジョセフがDCとして再びブロンコスへ

2023年02月24日(金) 14:35


デンバー・ブロンコスのバンス・ジョセフ【AP Photo/Jack Dempsey】

バンス・ジョセフがマイルハイシティに戻る。

現地23日(木)、新ヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトンを擁するデンバー・ブロンコスがジョセフを守備コーディネーター(DC)として雇用すると『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』のピーター・シャージャーがこの決定について知る人物の話を元に伝えた。

ジョセフは2017年と2018年にブロンコスのヘッドコーチを務め、11勝21敗という戦績を残して解雇されている。過去4シーズンは守備コーディネーターとしてアリゾナ・カーディナルスに在籍していた。

経験あるコーディネーターであるジョセフは今回のコーチングサイクルで人気が高く、火曜日にはフィラデルフィア・イーグルスと長い面談を行っている。

ブロンコスはニューオーリンズ・セインツのヘッドコーチを15年務め、1年間引退していたペイトンと契約。カムバックストーリーは1つだけでは足りなかったようで、ジョセフもまた、古巣に帰還することになった。

ジョセフは堅実なブロンコス守備陣を率いることになる。その主要メンバーはセーフティ(S)ジャスティン・シモンズ、コーナーバック(CB)パトリック・サーテイン二世、エッジラッシャーのランディ・グレゴリーらだ。ジョセフがデンバーのヘッドコーチだった当時から残っているのは、シモンズとラインバッカー(LB)ジョジー・ジュエルのみとなっている。

ベテランのコーチであるジョセフは、ブロンコス守備陣に経験とリーダーシップをもたらし、ペイトンHCが苦戦する攻撃陣の立て直しに集中することを可能にするだろう。ペイトンHCは、まずは2022年シーズンに惨憺(さんたん)たる結果に終わったクオーターバック(QB)ラッセル・ウィルソンのリハビリに取り組む必要がある。

ジョセフは3-4ディフェンスを運用しており、ブロンコスのメンバーやペイトンHCが好むスタイルとうまくかみ合いそうだ。昨シーズンのカーディナルスはダウンの36.1%でブリッツを行っており、『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によればこれはリーグで3番目に高い数字だったという。

ブロンコスはディフェンシブライン(DL)コーチにマーカス・ディクソン、ディフェンシブバック(DB)コーチにクリスチャン・パーカーを擁しており、彼らはスタッフにとどまると『NFL Network(NFLネットワーク)』のジェームズ・パーマーが情報筋の話に基づいて報じている。さらに、グレッグ・マヌスキーがインサイドラインバッカー(ILB)コーチとして雇われるとの情報をNFL Networkのトム・ペリセロが得たという。

ブロンコスは最近、ニューヨーク・ジェッツやバッファロー・ビルズでヘッドコーチを務めた経験のあるレックス・ライアンや、ニューイングランド・ペイトリオッツのシニアフットボールアドバイザー兼オフェンシブライン(OL)コーチであるマット・パトリシアとDC職の面談を行っていた。

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