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ブラウンズがアシスタントHC兼スペシャルチームコーディネーターにレイモンド・ベントロンを起用

2023年02月24日(金) 13:54


クリーブランド・ブラウンズのロゴ【NFL】

まずまずといったところのキッキングゲームを改善すべく、クリーブランド・ブラウンズがレイモンド・ベントロンを新アシスタントヘッドコーチ兼スペシャルチームコーディネーターに任命する。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが現地23日(木)に情報筋の話を元に伝えた。

クリーブランドで4シーズンにわたってプレーしたベントロンが、チームに戻ってくる。過去5シーズンはインディアナポリス・コルツのスペシャルチームコーディネーターを務めており、これからはブラウンズが火曜日に解雇したマイク・プリーファーの後を引き継ぐことになる。

ブラウンズとそのヘッドコーチ(HC)であるケビン・ステファンスキーは、空いたこの職を埋めるためにニューヨーク・ジェッツのアシスタントであるレオン・ワシントンとも面接していた。ブラウンズには今、2人目の新しいコーディネーターがコーチングスタッフに加わる。先日、ブラウンズは守備コーディネーター(DC)ジョー・ウッズの任を解き、ジム・シュワルツを後任にあてていた。

4勝12敗1分に終わった昨シーズンはかなりの苦戦を強いられたものの、コルツのスペシャルチームユニットは全体として成功を収めていた。スポーツライターのリック・ゴスリンが作成するスペシャルチームの年間ランキングによれば、ベントロンが率いたコルツは8位となっている。コルツの順位はブラウンズより10位上だった。

注目すべきことに、コルツのキックオフリターンは平均27.8ヤードでリーグトップとなっている。チーム筆頭はキックオフリターンで715ヤードをマークしたダリス・フラワーズだ。

40歳のベントロンはNFLの現役時代にラインバッカーをプレーし、スペシャルチームの選手としても傑出した存在だった。2007年から2014年にニューイングランド・ペイトリオッツ、ブラウンズ、サンフランシスコ・49ersでプレーしている。

コーチとしての仕事はペイトリオッツのアシスタントスペシャルチームコーチとしてスタート。2015年から2017年まで在籍したペイトリオッツを離れた後、コルツに加わった。ペイトリオッツ時代の2016年にはスーパーボウル優勝を経験し、チームでの最終年にもスーパーボウルの舞台に立っている。

ベントロンはプロボウラーであるアダム・ビナティエリやスティーブン・ゴストコウスキー、マシュー・スレイター、ジョージ・オーダムのコーチを務めてきた。

7勝10敗のシーズンからの立て直しを目指すブラウンズは、新しい守備コーディネーターを迎えたのに加え、“ババ”ことレイモンド・ベントロンをスペシャルチームの指導役に据えている。

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