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パッカーズで「恵まれていた」というFAのWRラザード、次のチーム選びは「基準が高くなる」

2023年02月24日(金) 11:21


グリーンベイ・パッカーズのアレン・ラザード【AP Photo/Daniel Kucin Jr.】

キャリアの最初の5シーズンをグリーンベイ・パッカーズで過ごしたフリーエージェント(FA)のワイドレシーバー(WR)アレン・ラザードは、次の行き先に大きな期待を寄せている。

ドラフト外のFAとして入団し、キャリア最高のシーズンを終えたばかりのラザードは、現地22日(水)に『SiriusXM NFL Radio(シリウスXM NFLラジオ)』に出演した際、今度のFAでどのようなことが待ち受けているのか「楽しみだ」と話す一方で、次のチーム選びは「基準が高くなる」と述べている。

「この4、5年はパッカーズという組織にいることができてすごく恵まれていた」とラザードは言う。

「ファンとの関係、選手への接し方などでこのチームは明らかに一流の組織だ。パッカーズで経験するすべてがそうだ。ここ数年はヘッドコーチ(HC)のマット・ラフルアーや攻撃コーディネーター(OC)ナサニエル・ハケットがいたこと、言うまでもないが、クオーターバック(QB)としてアーロン・ロジャースがいたこと。だから、俺が組織に求める基準は高くなると思っている。期待するものは相当大きい。それはレベルの高いものを見て、経験してきたからだ。去年より前の3年間の記録を見れば、なぜ彼らが成功を収められたのかが分かる」

アイオワ州立大学からドラフト外で入団したラザードは、2018年にルーキーとして1試合にしか出場できなかったが、2022年には788ヤードと6回のタッチダウンを記録するパッカーズの主力レシーバーにまで成長した。昨年のオフシーズンにWRデイバント・アダムスをトレードしたパッカーズは、クリスチャン・ワトソンやロメオ・ドゥブスなどの若いレシーバー陣を起用するようになり、ラザードが唯一のベテランレギュラー選手となった。ロジャースの信頼を得てラザードは昨シーズンに100回ターゲットとなり、60回のキャッチを記録。ターゲット数で次に多い選手は67回だった。

本人が残留すればの話だが、ロジャースはすでにパッカーズがラザードを呼び戻すことを切望している。しかしながら、オープンマーケットに出る優秀なレシーバーが少なく、パッカーズのサラリーキャップがひっ迫していることを考えると、27 歳のラザードはすぐにでもパッカーズの契約範囲を超える価格で自分を売り込むことができるかもしれない。

フリーエージェンシーが始まる前にパッカーズが契約を延長するような素振りは見せていないと、ラザードは水曜日に話している。

「代理人がここ数週間チームと少し話を進めていると思うけど、彼らは俺がオープンマーケットに出るのを阻止するようなことは何も言っていないようだ」とリザードは述べた。

ラザードのFAは興味深いことになりそうだ。選択肢が少なく、WRを必要とするチームが多数あるため、ラザードの需要はある程度見込めるかもしれない。一方で、ラザードの活躍をロジャースの副産物としか見ないチームが多い場合、WRジュジュ・スミス・シュスターが過去2シーズンで経験したように、ラザードにも短期的な契約しかオファーされない可能性もある。

【R】