あるNFLチームがラフィングザパサーのリプレーによるレビューを可能にする新ルールを提案したと、『NFL Network（NFLネットワーク）』のジュディ・バティスタが現地26日（日）に報じた。

提案されたルール――バティスタによると、リーグの競技委員会からは支持されない見込みだという――については、撤回されない限り、3月の年次リーグ総会でオーナーによる投票が行われる見込みだ。

NFL競技委員会は日曜日、今週に実施される2023年NFLスカウティングコンバインの開催地であるインディアナポリスで会議を開いた。会議では80以上のラフィングザパサーのプレーが調査され、疑わしいと判断されたものが3つあったとバティスタは報じている。

バティスタによれば、議論の焦点となったのは“スリング対スラム”だったという。ディフェンダーが空中でクオーターバック（QB）を拾い上げ、地面に叩きつける“スラム”は問題になるとバティスタは伝えている。一方の“スリング”はプレーの自然な流れだと考えられている。

また、バティスタによると、委員会は90分をかけてオフィシエイティングやリーグ全体の一貫性を高める方法についても議論したとのこと。そして、フットボール運営部門取締役副社長のトロイ・ビンセントは委員会がオフィシャルのトレーニングレベルに満足していると述べたという。

競技委員会は月曜日に集まり、ラフィングザパサーに関する提案についてさらに議論する予定だ。

【RA】