コーナーバック（CB）ポジションの穴を埋めることを望んでいたピッツバーグ・スティーラーズが、すぐさまそのポジションの大物選手との契約にこぎつけている。

スティーラーズが現在のリーグでインターセプトリーダーとなっているCBパトリック・ピーターソンと2年1,400万ドル（約18億7,576万円）の契約を結ぶと『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロが現地13日（月）に報じた。ピーターソンの契約には585万ドル（約7億8,380万円）の保証が含まれるという。

7月に33歳になるピーターソンはここ2シーズンをミネソタ・バイキングスで過ごしていた。2022年シーズンにはインターセプト5回、パスディフェンス15回を記録している。

フリーエージェント（FA）のキャメロン・サットンがデトロイト・ライオンズと3年3,300万ドル（約44億2,144万円）の契約を結ぶことを受け、スティーラーズのCBポジションは以前より大きくあいていた。ピーターソンはリーバイ・ウォーラスやアーサー・マウレット、アーケロ・ウィザースプーンといったベテラン選手の元に加わる。また、スティーラーズは今オフシーズンにキャップスペース確保のためにカットしたウイリアム・ジャクソンを以前より低いサラリーで呼び戻すこともできるだろう。

契約に関する報道が出ている中、ピーターソンは月曜日にポッドキャスト『All Things Covered（オール・シングス・カバード）』でスティーラーズの元CBブライアント・マクファデンと話をしている。

その中でピーターソンはマクファデンに「もちろん、（ヘッド）コーチの（マイク）トムリンと、彼がもたらしていることが大好きだ」と語った。「彼がどれほど一貫しているか。ディフェンスがどれほど一貫しているか。毎年、彼のチームがどれほど一貫しているか。彼らは常に試合に勝てる状態だし、求めているのはそれだけだ」

「理論上、劣勢にあったとしても、常にフットボールの試合に臨む準備を整えているマイクTのチームの大ファンなんだ」

ピーターソンはNFL13年目のシーズンを迎えようとしている。ニューイングランド・ペイトリオッツのセーフティ（S）デビン・マコーティーが引退した今、ピーターソンとバイキングスのSハリソン・スミスがそれぞれ通算34回でインターセプトリーダーとなっている。ピーターソンが2022年に記録した82.5という『Pro Football Focus（プロフットボール・フォーカス／PFF）』のカバレッジグレードは、彼のキャリアで2番目に高い数字だった。

これまでに8度、プロボウルに選出されてきたピーターソンが最後にその栄誉に輝いたのは2018年シーズンだ。ここ2シーズンにおいて、バイキングスで30試合に先発してきたピーターソンは、ハムストリングのケガが原因で4試合を欠場している。しかし、NFLでの12シーズンを通して、ピーターソンは合計で10試合しか欠場していない。

ピーターソンはポッドキャストで「自分のキャリアを締めくくるのに、これ以上のフランチャイズがあるのか？」とコメントし、こう続けた。「特に、彼らが輩出してきた偉大な選手たちのようになりたいという願望がある場合はなおさらだ。光栄なことさ」

【RA】