ドルフィンズがRBモスタートおよびRBウィルソンと再契約
2023年03月15日(水) 09:53ランニングバック(RB)のラヒーム・モスタートとジェフ・ウィルソンがマイアミ・ドルフィンズに戻ってくる。
現地14日(火)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロとキャメロン・ウォルフが情報筋の話を元に、ドルフィンズとこの2人がそれぞれ2年契約で合意したと報じた。
ペリセロによると、モスタートの2年契約は560万ドル(約7億5,334万円)相当であり、220万ドル(約2億9,595万円)が保証されることになっているという。
一方、ウィルソンの契約は最大で820万ドル(約11億0,304万円)になるとウォルフが伝えている。
31歳の誕生日を間近に控えるランニングバックとして、モスタートはどのチームとも長期契約を結べるような立場ではなかった。とはいえ、2022年シーズンの成果でドルフィンズに証明してみせたように、モスタートにはまだ余力がある。キャリア8年目のシーズンに、ブレイクを果たした2019年シーズン以来最高のパフォーマンスを見せたモスタートは、キャリー181回で891ヤード(キャリー平均4.9ヤード)、タッチダウン3回を記録。さらに、キャリアハイとなる31回のレシーブで202ヤードを稼ぎ、タッチダウンレシーブ2回も決めた。
また、モスタートはサンフランシスコ・49ersでも一緒にプレーしていたウィルソンとの相性がいい。ウィルソンは昨シーズンのトレード期限直前にドルフィンズに加入してモスタートの仲間となっている。そして、彼らはシーズン第9週から第17週にかけて、合わせて831ヤードを稼ぎだすダイナミックなラッシングコンビを形成していた。
モスタート、ウィルソン、マイルズ・ガスキンが全員、新リーグイヤーの開始とともに非制限フリーエージェントになる予定だったため、ドルフィンズは2023年シーズンを迎えるにあたり、ランニングバックの状況で窮地に立たされると見られていた。その後、チームにとって都合のいい契約でモスタートおよびウィルソンをとどめておく道を見つけたドルフィンズは、制限付きフリーエージェントになる予定だったRBサルボン・アーマッドとも再契約している。そして、希望すれば、彼らにはあと1人の選手をチームに残しておく余裕がある状態だ。
ドルフィンズは1日にして、ほとんど何もなかった調理台に信頼できる使い慣れたスパイスをずらりと並べている。あとは、料理に取りかかるだけだ。
【RA】