元スティーラーズのLBデビン・ブッシュがシーホークスと1年契約へ
2023年03月18日(土) 00:10シアトル・シーホークスが強く必要としていたラインバッカー(LB)の補強を実行した。
かつてピッツバーグ・スティーラーズからドラフト1巡目で指名を受けたデビン・ブッシュがシーホークスと1年契約を結ぶことを、この契約について知る人物の話に基づいて『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えている。
最初にこのニュースを報じたのは『Seattle Times(シアトル・タイムズ)』だった。
2019年ドラフト全体10位で指名を受けたブッシュは、キャリア最初の4年をスティーラーズで送っている。華々しいスタートを切って初年度にタックル109回、インターセプト2回をマークしたブッシュ。しかしながら、2年目は開幕から5試合でACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂し、それ以降は苦境にあった。スティーラーズが5年目オプションを行使しなかったため、ブッシュはフリーエージェントになっていた。
ブッシュは過去2シーズンで14試合に先発し、2022年シーズンは17試合すべてに出場したものの、シーズンが終盤に向かうにつれて先発からは外れるようになった。シーホークスにビッグヒットをもたらすことが期待されるブッシュだが、キャリアを通じてカバレッジには苦しんでいる。
シーホークスはラインバッカーを強く必要としていた。ジョーディン・ブルックスはACL断裂からの回復中であり、コーディ・バートンはフリーエージェンシーでワシントンへ向かっている。現在のうわさとしては、1シーズンでロサンゼルス・ラムズがリリースしたボビー・ワグナーを連れ戻すとも言われている。それがカードの1つとして進められているとしても、ブッシュとの契約がその進行を阻むことはないだろう。
毎週出演しているラジオ『Seattle Sports 710 AM(シアトル・スポーツ710AM)』で、ジェネラルマネジャー(GM)のジョン・シュナイダーは強化する必要があるスポットとしてラインバッカーを挙げていた。
シアトル・タイムズによれば、シュナイダーGMは「とにかく、数字に表れているポジションだ。より多くの数字があるから、もっと数字の少ない、別のエリアに本当に集中する必要がある」と話したという。
シアトルは、まずは1人のラインバッカーと契約する。現在のロースターの状況を見るに、シュナイダーが加えるラインバッカーはブッシュが最後ではないはずだ。
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