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ライオンズは“確実に変わった”と再合流するWRマービン・ジョーンズ

2023年04月07日(金) 14:35


マービン・ジョーンズ【NFL】

2年後しに古巣へと戻ってくるワイドレシーバー(WR)マービン・ジョーンズは、以前とは違っていることにすでに気づいている。

ジョーンズはジム・コールドウェル時代の終わりから壊滅的なマット・パトリシア時代にあたる2016年から2020年の5年間で、デトロイト・ライオンズに所属していた。過去2年はジャクソンビル・ジャガーズでプレーし、現在はフリーエージェントとして契約したデトロイトに戻っている。

今のライオンズでは、多くの選手と同様に、ダン・キャンベルがもたらした変革も絶賛を受けている。

「確実に、前とは別の感覚だ」とジョーンズは現地6日(水)に語った。

「俺がここに来たとき、最初にみんなが言ったのは“よう、マーブ。変わったぜ。きっと気に入る”ってことだった。文化が違うし、コーチも、すべてが違う。前とは同じじゃない。だから、ここに戻ってくることが確かに魅力的だった理由の一つは、間違いなくそれだ」

キャンベルヘッドコーチ(HC)がライオンズにもたらした最新のカルチャー面での変化の一つがジョーンズだ。昨シーズンに『HBO』のドキュメンタリー“Hard Knocks(ハードノックス)”が描きだした通り、建物内にはエネルギーが行き渡っており、多くの元NFL選手がチームに加わることで、スタッフとロッカールームの関係性は向上している。

昨シーズン終盤のポジティブな勢いを継続することが、キャンベルHCにとって鍵になる。一見して、アップグレードを行ったライオンズはNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区の有力候補としてシーズン開始を迎えるはずだ。しかしながら、以前のデトロイトは期待の高さに押しつぶされてきた。キャンベルHCは過去に繰り返されたその事態を回避できるだろうか?

ライオンズはカロライナ・パンサーズと契約したD.J.チャークの後任としてジョーンズを迎え入れた。ジョーンズはアモン-ラ・セント・ブラウンやジェイムソン・ウィリアムズ、ジョシュ・レイノルズらを擁する急成長中のオフェンスに加わる。33歳のジョーンズは昨シーズンにジャクソンビルで16試合に出場し、529ヤードを記録。信頼できるベテランではあるものの、2017年にライオンズで1,100ヤードをマークしたのとは別の選手だ。しかし、ジョーンズは年齢を重ねても戦えるという自身を持っている。

『Detroit Free Press(デトロイト・フリー・プレス)』のデイブ・バーケットによると、ジョーンズは「俺はこれまでずっとやってきた通りに動くつもりだ。まあ見てなよ」と話したという。

ジョーンズはライオンズでナンバー0を使用する予定だ。最初にライオンズにいた際に身につけていた11番は、現在WRカリフ・レイモンドが使用している。

「家族で決めた。彼らが投票して、俺は“よし、やろう”って感じ。デトロイトで最初に0をつける選手になるんだぜ。やらないわけないだろ?」

1961年、ライオンズのフルバック(FB)だったジョン・オルシェスキーが0番を使用していた。また、1963年のプレシーズンに、『Paper Lion(ペイパー・ライオン)』という本の取材を行っていた作家ジョージ・プリントンが0番をつけていたのもよく知られている。

他にはジャガーズのWRカルビン・リドリー、ダラス・カウボーイズのセーフティ(S)ジェイロン・カース、ニューヨーク・ジャイアンツのWRパリス・キャンベル、テネシー・タイタンズのコーナーバック(CB)ショーン・マーフィー・バンティングが、0番を使用することを発表している。リーグは今季から選手たちがナンバー0を使用することを可能にした。

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