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ベンガルズRBミクソンが加重脅迫の軽罪で再起訴

2023年04月08日(土) 19:52


シンシナティ・ベンガルズのジョー・ミクソン【AP Photo/Matt Durisko】

現地7日(金)、シンシナティ警察(CPD)はプレスリリースを出してシンシナティ・ベンガルズのランニングバック(RB)ジョー・ミクソンを加重脅迫罪で再起訴したと発表した。

2月3日(金)にいったん取り下げられた罪で彼が再起訴されたのは、調査過程で新証拠が発見されたことに起因していると警察は述べている。これは第1級軽犯罪にあたる。

「全ての関係者のために公平で公正な司法手続きを保つため、捜査の詳細や証拠は公式な法定手続きを除いて開示されることはない」とCPDの声明内には書かれている。「CPDは報告された全ての犯罪について、証拠に基づいた徹底的調査を行うことを約束する」

ベンガルズは再起訴の事実を認識しており、次のような声明を発表した。

「クラブはジョー・ミクソンが軽罪で起訴されたことを認識している。チームは状況を見守っていくことになり、これ以上のコメントは差し控えたい」

26歳のミクソンはオハイオ州ハミルトン郡地方裁判所に告訴状が提出されたことを受けて2月2日(木)に一度起訴されている。彼は女性に銃を向け、「お前は顔を撃たれればいい。今すぐ撃ってやろうか。警察に俺は捕まえられない」と言ったとされている。訴状によると事件が起きたのは1月21日(土)のことだという。1月22日(日)にベンガルズはAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)ディビジョナルラウンドでバッファロー・ビルズに勝利している。

最初の起訴はその翌日に市の検察当局の要請によりいったん取り下げられていた。2月3日(金)のヒアリング記録でオハイオ州ハミルトン郡地方裁判所のカート・キッシンジャー裁判長は、訴状の再提出のために追加調査が必要だと市の検察当局より話があったと述べている。

オクラホマ大学出身のミクソンは2017年のNFLドラフトでベンガルズに2巡目指名された。

リーグ入りする前の2014年7月、ミクソンはオクラホマ州ノーマンのレストランでいさかいになった女子学生を殴打してケガをさせており、動画が証拠となって軽犯罪で起訴され、大学で1シーズンの出場停止処分を受けた。司法取引を経て、彼は1年間の謹慎と100時間の社会奉仕活動、行動カウンセリングを受けることに同意し、義務を終えている。

ベンガルズでは6年目のシーズンを終えたところだ。これまで5,378ランヤードと40回のタッチダウンを記録し、プロボウルにも1回選出されている。

【M】