QBロジャースについて明るい展望を語るジェッツGMダグラス、「彼はここに来る」
2023年04月09日(日) 18:47アーロン・ロジャースの物語について、これまでで最も前向きなアップデートが届いた。
現地7日(金)、『Audacy(オーダシー)』の『WFAN Sports Radio(WFANスポーツ・ラジオ)』が主催する“Boomer & Gio(ブーマー&ジオ)”ライブイベントに参加したジェネラルマネジャー(GM)のジョー・ダグラスは、4度のMVPに輝いたグリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)のトレードについて質問された。
「彼はここに来ることになる」とダグラスGMは盛り上がる観客の前で語った。
先週の年次リーグミーティングと比べてはるかにリラックスした雰囲気の中で生まれた率直な返答だった。リーグミーティングではジェッツのヘッドコーチ(HC)ロバート・サラーやパッカーズのGMブライアン・グーテクンストがプロセスへの配慮が必要だとか、厳格な期限を設けずに辛抱強く適切な対価を見いだす必要があるなどと遠回しな返答に終始していた。
ダグラスの発言が必ずしもトレードの決定を意味するわけではないが、オフシーズンを通して歯車は回り続け、蒸気を生み出していた。
ジェッツは抜け目なく動き回っており、ロジャースと以前から顔なじみのメンバーを着々と追加している。まずは1月にナサニエル・ハケットを攻撃コーディネーター(OC)として雇い入れた。ハケットは2019年から2021年にパッカーズで同じOCを務めていた。
次に彼らはフリーエージェンシー開始の前日にワイドレシーバー(WR)アレン・ラザードとサインを交わす。6日(木)にちょうどロジャースとトレーニングセッションを行っているラザードは2022年に最も多くロジャースのターゲットとなった選手だ。
こうした前振りによって高まった機運は、ラザードとの契約翌日にロジャースが2023年にニューヨークでプレーする意向を明らかにしたことで頂点に達した。
決定はまだだが、ダグラスの金曜夜の発言や以前ロジャースのバックアップを務めていたQBティム・ボイルとの木曜日の契約発表はどれもそれに向けたお膳立てのように見える。
残り3週間弱となったドラフトがこうした全ての出来事の上に覆いかぶさっている。
ロジャースのトレードでパッカーズが2023年の指名権を回収しようと思うのなら、4月の後半までにダグラスの発言は結実する必要があるということだ。
【M】