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WRオデル・ベッカムがレイブンズと1年最大23億円の契約に合意

2023年04月10日(月) 08:09


オデル・ベッカム【AP Photo/Alex Menendez, File】

ワイドレシーバー(WR)オデル・ベッカムがついに新しいチームを見つけ、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)へ戻る。今回はパープル・アンド・ブラックを身につけるために。

ベッカムがボルティモア・レイブンズと1年最大1,800万ドル(約23億8,634万円)の契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートとトム・ペリセロ、マイク・ガラフォロが伝えた。チームも後に、この契約について発表している。

この契約には1,383万5,000ドル(約18億3,391万円)のサインボーナス、116万5,000ドル(約1億5,444万円)のベースサラリー、最大300万ドル(約3億9,770万円)のインセンティブが含まれるとペリセロはつけ加えた。ベッカムは最低で1,500万ドル(約19億8,849万円)、最高で1,800万ドルを受けとることになる。

ベッカムは2022年をフリーエージェントとして過ごし、ロサンゼルス・ラムズが第56回スーパーボウルを制するのを助けたときに負ったACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂からの回復に努めていた。

昨年は複数のチームから引き合いがあったものの、ベッカムは回復に集中することを選んでいる。

2014年にリーグにやってきたベッカムは、8シーズンにわたってニューヨーク・ジャイアンツ、クリーブランド・ブラウンズ、ラムズのそれぞれで活躍し、7,367ヤード、タッチダウン56回を記録。キャッチ平均は13.9ヤードであり、30歳にしてまだまだ力は残されている。

レイブンズと契約するというベッカムの決断は、少なくとも1チームにとっては不意打ちだった。それが、日曜日の夜から3度のプロボウラーであるベッカムの訪問を予定していたニューヨーク・ジェッツだ。おそらく、ジェッツとはクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースが率いる可能性のある攻撃陣で何ができるかなどが話し合われていただろうと、ラポポートが指摘している。

しかし、そこに資金を用意したレイブンズが急襲をしかけたとラポポートは続けた。

QBラマー・ジャクソンがボルティモアにとどまるとすれば、ベッカムとのデュオはリーグのあらゆる相手ディフェンスを困らせることだろう。

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