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ドルフィンズに加入したWRベリオス、ヒルとワドルは「リーグ屈指のWRデュオ」

2023年04月10日(月) 10:47


ニューヨーク・ジェッツのブラクストン・ベリオス【AP Photo/Adam Hunger】

先月にニューヨーク・ジェッツからリリースされたことを受けてマイアミ・ドルフィンズに加入したワイドレシーバー(WR)ブラクストン・ベリオスは、サウスビーチで才能豊かなWR陣に加わることを楽しみにしているようだ。

新しくWRタイリーク・ヒルやWRジェイレン・ワドルとチームメイトになったベリオスは、2023年に向けてどのようなことに期待しているかを明かしている。

『ESPN』によると、ベリオスは「彼らはリーグ屈指のワイドレシーバーデュオだ。ルームに加わって、ただただ彼らを見て学んで、彼らがゲームをどう捉えているかとか、いろんな種類のカバレッジに対してルートをどう見ているのかを質問するのが待ち遠しい」と語ったという。

ヒルとワドルがリーグ屈指のWRコンビであることは、数字でも証明されている。昨シーズン、彼らは合わせてレシーブ194回、3,066レシーブヤード、タッチダウンレシーブ15回を記録。NFLで注目されていたWRコンビは他にもおり、フィラデルフィア・イーグルスのA.J.ブラウンとデボンタ・スミスは合わせて2,692ヤード、バッファロー・ビルズのステフォン・ディッグスとゲイブ・デービスは2,265ヤード、タンパベイ・バッカニアーズのマイク・エバンスとクリス・ゴッドウィンは2,174ヤード、シンシナティ・ベンガルズのジャマール・チェイスとティー・ヒギンズは2,075ヤードを記録した。

ベリオスが加わることで、ヒルとワドルはある部門で一歩下がらなければならなくなる可能性が高い。それはパントリターンだ。2021年シーズン、キックオフリターンで平均30.4ヤードをマークしたベリオスは、リターナーとしてオールプロのファーストチームに選出されている。

昨季にキャッチ18回で145ヤードという記録にとどまったベリオスは、キャリア5シーズン目にレシーバーとして再起を図ることを望んでいるはずだ。2022年シーズンにベリオスの記録がその前の2シーズンを下回った要因の1つとしては、ジェッツのクオーターバック(QB)のパフォーマンスが挙げられる。

ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)マイク・マクダニエルがベリオスをスロットレシーバーとして起用するかアウトサイドに置くかはまだ決まっていない。しかし、自分にはフィールド上の3つのレシーバースポットすべてでプレーする能力があると信じているベリオスはこう話している。

「俺は必ずしもスロットの勉強をしてきたわけじゃない。レシーバーを全体的に学んできた。単純に、リリースであろうが、ルートのトップであろうが、高い位置のボールであろうが、みんなからピースを受け取れると思っているからだ」

「俺はいつでも、どんなときでも、プレーすることをいとわない。オフシーズンには、アウトサイドはもちろんのこと、インサイドにもバックフィールドにも力を入れようとしてきた。繰り返しになるけど、必要とされたらどんな場所でもどんな機会でもそれに全力で取り組むつもりだ」

これまでドルフィンズに所属していたWRトレント・シェフィールドとタイトエンド(TE)マイク・ゲシッキがそれぞれビルズとニューイングランド・ペイトリオッツに移ったため、ベリオスは彼らの退団に伴って生じるキャッチの機会を手に入れるだろう。

【RA】