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肘の手術から快方に向かう49ersのQBパーディー、オフシーズンワークアウトに参加へ

2023年04月18日(火) 10:36


サンフランシスコ・49ersのブロック・パーディー【AP Photo/Josie Lepe】

サンフランシスコ・49ersは現地17日(月)にオフシーズンワークアウトを開始する26のNFLチームの1つであり、クオーターバック(QB)ブロック・パーディーもそれに参加すると見込まれている。

3月10日に右肘の内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい/UCL)を修復するために手術を受けたパーディーは先週、自主参加のオフシーズンプログラムに参加する予定だと明かしていた。

パーディーは『The Athletic(ジ・アスレチック)』に対し、「ただみんなの元に戻って、リハビリを続けながらプレーブックを追う。だから、それに関してはシンプルなことだ」と話している。

ドラフト7巡目指名を受けたところからシーズン後半には印象的な活躍を見せ、49ersをNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームに導いたパーディーにとって、チームに合流することは、当初は延期された手術を受けた後のリハビリが順調に進んでいることを示すポジティブなサインであると言えよう。一方で、今後の数週間で何らかの支障が出れば、リハビリのためにアリゾナに残る可能性は高い。

現在のスケジュールでは6月上旬まで投げられないことになっているが、リハビリは順調であり、下半身のストレングス&コンディショニングに取り組むことはできると話しているパーディーは、次のようにコメントした。

「関節可動域といったシンプルなことに取り組み、ストレングスを取り戻すために少しずついろんなことをまとめているところだ。でも、ほとんどの面では、すべてが計画通りに進んでいる。そして毎週、調子が良くなっていると感じている」

同じくQBトレイ・ランスもシーズン終了のケガからの回復を目指している中で、49ersでは今夏のトレーニングキャンプの中でも特に興味深いQB争いが繰り広げられる可能性がある。ケガの状態が良くなれば、パーディーが先発の座を勝ち取る可能性は高い。とはいえ、ヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンが先月に指摘していたように、パーディーはシーズン第1週までに準備が整わないかもしれず、そうなればランスがその座をつかんだまま逃げ切る可能性が出てくる――理論的に言えば、サム・ダーノルドが先発の座に就く可能性もあるだろう。

ポジション争いがすぐそこまで迫っているにもかかわらず、パーディーはランスとの間に気まずさが残っているわけではないと強調した。

「いつもお互いにメッセージを送り合っていて、自分たちが良い状態にあることを確認している」と語ったパーディーはこう続けている。「彼は俺が手術を受けてから、回復過程でも何度も連絡をくれていて、順調に進んでいることを確かめてくれている。彼がテキサスで投球を行なっていて、とても良い状態だというのは知っている。だから、彼のことを思って本当に楽しみにしている」

「それと、俺たちは一緒にカリフォルニアに戻って、プレーブックを学び始め、助け合うことを楽しみにしている。俺たちは間違いなく、お互いにとってベストなことを望んでいる。いつもたくさん連絡をとっているし、それは素晴らしいことだ」

昨シーズン、パーディーは冷静さを武器に49ers攻撃陣の指揮を執り、フィールドで輝きを放った。さらに、若手QBであるパーディーは特にメンタル面で向上の余地がある。つまり、パーディーのような選手がメンタル面で次のステップに進むためには、オフシーズン序盤に行われる自主参加のワークアウトが極めて重要だ。オフシーズン中に実際にプレーする機会はそれほど多くないが、パーディーが今週にサンタクララで参加するようなミーティングやビデオセッションは、特に若手選手にとっては基本要素の重要な部分になるだろう。

【RA】