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ドラフトで高評価を得たジャイアンツGMシェーン、「4月にゲームに勝つことはできない」

2023年05月02日(火) 10:42

ニューヨーク・ジャイアンツのジョー・シェーンGM【AP Photo/Darron Cummings】

ドラフトの評価は毎年、指名のプロセスが終わるとインターネット上で散見されるようになる。

ドラフトの結果で高い評価を受けるクラブもあれば、低い評価を受けるクラブもある。実際に各チームがどれほどのことをしたのかについては、何年も経たなければ分からないものだ。

しかし、評価づけがやめられることはないだろう。『NFL.com』ではチャド・ロイターがドラフトのグレードをつけている。

ほぼ満場一致で高評価を得たと見られているのはニューヨーク・ジャイアンツだ(ロイターの評価ではAマイナス)。

ジェネラルマネジャー(GM)ジョー・シェーンは攻守両面の穴をふさいでいる。ジャイアンツはドラフト1巡目で指名順を1つ上げてメリーランド大学のコーナーバック(CB)デオンテ・バンクスを獲得。その後はミネソタ大学のセンター(C)ジョン・マイケル・シュミッツ(全体57位)、テネシー大学のワイドレシーバー(WR)ジェイリン・ハイアット(全体73位)、オクラホマ大学のランニングバック(RB)エリック・グレイ(全体172位)、オールド・ドミニオン大学のCBトレ・ホーキンス三世(全体209位)、オレゴン大学のディフェンシブタックル(DT)ジョードン・ライリー(全体243位)、ヒューストン大学のセーフティ(S)ジャーバリアス・オーウェンス(全体254位)を指名している。

シェーンGMは週末に、ドラフトの指名結果をすぐさま評価して称賛することは無意味だと語った。

現地4月29日(土)、「それが続くのは2日くらいだ」とコメントしたシェーンGMはこう続けている。「4月にゲームに勝つことはできない。ソーシャルメディアのランキングとかそういうものは(意味がない)。この秋に何をするか、重要なときにどう競うか。このオフシーズンをどのように構築し続け、ストレングスプログラムを通じてどれほどより大きく、速く、強くなり続けられるか。そして、8月にどう準備し、実行するか。そこにプロセスがあると思う」

「ドラフトで指名した中で気に入っている選手がいるかって? もちろんだ。だが、年ごとに違うものだし、チームは打ち解けて団結心を築かなければならない。健康状態を維持する必要もある。いろいろあるのだ」

2022年シーズン、シェーンGMとブライアン・ダボールHC(ヘッドコーチ)の下で再建1年目を迎えたジャイアンツは、大方の予想を上回る成績を残し、ポストシーズンに進出してプレーオフゲームで1勝を挙げた。しかし、そのロースターは刷新の初期段階にあったと言える。

週末に追加した選手たちが予想されている通り活躍するようになれば、ジャイアンツは競争の激しいNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)東地区で好位置につけるだろう。

【RA】