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メイフィールドとトラスクの先発QB争いの決断を急がないバッカニアーズOCカナルス

2023年05月11日(木) 13:44


タンパベイ・バッカニアーズのカイル・トラスク【AP Photo/Chris O'Meara】

タンパベイ・バッカニアーズはオフシーズンからトレーニングキャンプまでおよぶ可能性もあるクオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドとカイル・トラスクによる競争に備えている。

現地10日(水)にオフシーズンのレップスを増やせるように早めに先発を指名するか、競争が自然に進むようにするかのバランスを問われた新攻撃コーディネーター(OC)のデイブ・カナルスは、昨シーズンにシアトルでジーノ・スミスとドリュー・ロックのバトルを経験したことに触れた。

「哲学的に言って、シアトルからきた私としては、最も優れた選手が仕事を得るということだ。私は競争が生まれることはウイン・ウインだと思っている」と言うカナルスOCは、クオーターバックたちが6カ月先発であるかのように準備することで、長期的にはチーム全体が向上すると指摘している。

メイフィールドには先発の経験があり、5シーズンで69試合に先発。昨シーズンはカロライナ・パンサーズとロサンゼルス・ラムズで10試合に先発出場している。一方、トラスクは3年目の選手らしく、試合出場が1回、パスはトータルで9回となっている。

2人のQBの二項対立は、カナルスOCができる限り長く競争を続けたいと希望する理由の一つだ。カナルスOCはそれぞれに違った経歴を持つクオーターバックたちについて、こう語った。

「状況的には、カイルにもっとチャンスがあったらどうなるのか見てみたい。だから、私の意見としては急ぐ必要はないと思っている。できる限り長く待つ。われわれのオフェンスとディフェンスは、先発を指名することを必要としていない。信頼したまえ。オフェンシブラインの最前線には堅牢なベテランがいる。ワイドレシーバーのポジションにはベテランがいる。バックスは本当に優れたグループで、ディフェンスはファンタスティックだ。われわれのチームの築き方は、ドラフトを経てさえも、“前進して自分たちがどこに進んでいくのか把握することができるように、先発が分からないとならない”というようなチームではない。われわれのプレーのやり方としては、2人がともがわれわれのやることに対して、本当に、とても成功に満ちて、効果的な形で準備を整えると思う」

「したがって、ベイカーの側でクールなのは彼にはゲームの経験が豊富だというところだ。彼がやったこと、彼が見たこと、このゲームでやってきたことについては、多くの話がある。カイルについては、トム(ブレイディ)と2年一緒にいたというだけでも素晴らしいし、彼のテンポや、このゲームにおける史上最高の男をまねたドロップもクールだ。誰かの後ろからスタートしなければならないとしたら、これ以上素晴らしいスタートポイントがあるかね? それに、6フィート5(195.6cm)という体格だ。率直に言って、彼らは2人ともわれわれのあらゆる警告やチェックに対処し、適切なプレーをもたらすだけのスマートさがあると思う。それは見てきた。私が朝に部屋に入っていくときには、彼らはもうそこにいるんだ。彼らは話し合い、資料を出し、ゲームを見ている。だから、そういった性質という部分で彼らはすでに団結しており、一緒になって本当にうまくやっている」

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