元レイダースWRヘンリー・ラッグス三世が死亡事故を起こした件で有罪の答弁
2023年05月11日(木) 14:46元ラスベガス・レイダースのワイドレシーバー(WR)ヘンリー・ラッグス三世が市街地で飲酒した状態でスポーツカーを運転し、最高で時速156マイル(251.1km)を出した末に他の車と激しく衝突、炎上した事故で女性とその愛犬が亡くなった件について、現地10日(水)に有罪を認めた。
かつてNFLドラフト1巡目で指名された24歳のラッグスは「有罪です」と述べており、今後は裁判を回避し、検察との司法取引の条件に基づいて8月9日に3年から10年の州刑務所での懲役が言い渡される見込みだ。最短の期間である3年は、1年半の自宅監禁の期間を換算しても減刑されない。
ラッグスとその弁護人であるデビッド・チェスノフとリチャード・ションフェルドは直後のコメントを拒んでおり、短時間の出廷を終えると9人ほどの集団で法廷を去っていった。
レイダースはラッグスが23歳のティナ・ティンターさんが亡くなった事故で2021年11月2日未明からラッグスが入院している間に、ラッグスを放出している。
先週、ラッグスはアルコールの影響下での運転とそれによる死亡事故の重罪、および不適切な運転による故殺――これによる6カ月の懲役刑は3年から10年の懲役に含まれることになる――について罪を認めることに合意し、長く遅れが生じていた予備審問を終わらせていた。
検察官のエリック・バウマンは本件を州裁判所に移した地方裁判所の判事に、クラーク郡地方検事のスティーブ・ウォルフソンが取引を支持したと話している。ウォルフソンはラッグスの答弁が終わった直後の段階では、コメントを拒否した。
ウォルフソンは事故後まもなく、ラッグスが有罪判決を受けた場合、最短で2年の懲役を言いわたされ、50年以上におよぶ可能性もあると話していた。
記事提供:『The Associated Press(AP通信)』
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