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RBホールがシーズン初戦に向けて復帰を果たす可能性を期待するジェッツGMダグラス

2023年05月16日(火) 10:54


ニューヨーク・ジェッツのブリース・ホール【AP Photo/Matt Ludtke】

クオーターバック(QB)アーロン・ロジャースが正式に搭乗したことで、ニューヨーク・ジェッツのオフェンスは2023年シーズンに向けて空高く上昇する可能性がある。最大の懸案事項は、ダイナミックなランニングバック(RB)ブリース・ホールがその離陸に間に合うかどうかだ。

昨年10月にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂するまでオフェンス部門年間最優秀新人賞の有力候補だったホールは、バックフィールドから抜け出してゲームを変える武器としてロジャースの仕事をより楽にすることができるタイプの選手だと言えよう。

先週、ジェネラルマネジャー(GM)ジョー・ダグラスは『Pro Football Talk(プロフットボール・トーク)』に対し、ホールは順調にリハビリを続けているものの、チームはホールが無理をし過ぎないようにオフシーズンワークの一部を抑制する可能性があると明かした。

ホールの準備がシーズン第1週に向けて整うかと質問されたダグラスGMは「私たちは皆、その可能性があることに期待していると思う」と答えている。「プレー復帰のプロトコルやリハビリの面では、まだやり残している部分がある。彼は今、素晴らしい状態だ。彼は予定よりも早いスピードで回復しているし、GPSやリハビリで、すでに信じられないような最大スピードを叩き出していると言えるだろう」

「だから、彼が早くフィールドに出たくてたまらなくなるのは分かっている。彼はものすごくやる気があって、ハングリーで、リハビリもそうやって熱心に取り組んでいるから、私たちは彼を彼自身から守るために良い仕事をしなければならなくなるだろう。つまり、これから見ていくつもりだ。私たちはブリースがリバビリの中で達成すべきチェックポイントを非常に細かく用意していて、それに忠実に従っていく。なぜなら、去年、彼がボールを手にしたときになれる武器を、私たち全員が目の当たりにしたからだ」

2022年、ホールはACL断裂で欠場を余儀なくされるまでに7試合に出場し、キャリー80回で463ヤード、タッチダウンラン4回、レシーブ19回で218ヤード、タッチダウンレシーブ1回を記録。5勝2敗という好調なスタートを切っていたギャンググリーンは、ホールが膝を負傷したことで最もダイナミックなプレーメーカーを失い、その後は2勝8敗と著しく調子を落とした。

健康であれば、ゲームを破壊する能力を持つホールはロジャースを補助する存在になるだろう。疑問視されているのは、いつ準備が整うのか、完治するのか、ニューヨーク・ジャイアンツのRBセイクワン・バークリーが調子を取り戻すのに1年以上を要したのと同じように、ホールも負傷前の状態に戻るのに1シーズン以上かかるのかということだ。

【RA】