チーフスのパトリック・マホームズがNFL最高のQBだとジョー・バロウ
2023年06月14日(水) 12:52NFLのあらゆるトピックについて全会一致の結論を得るのは難しいが、最高のクオーターバック(QB)は誰かというテーマは、その対象として名前が挙がるクオーターバックの間ですら、議論にならないようだ。
シンシナティ・ベンガルズのQBジョー・バロウは、少なくとも自分がリーグで最高のQBの一人だと問題なく主張することができるだろう。しかし、バロウはリーグ全体のQB1は誰かと聞かれたとき、自分の名前を出さなかった。
バロウは「今、議論の余地はないと思う。パット(マホームズ)だ。誰かが彼より良いシーズンを記録するまでは、彼がチャンピオンだ」とコメントした。
バロウとベンガルズは、実はパトリック・マホームズとカンザスシティ・チーフスを何度も倒している。バロウが2020年にリーグ入りして以来、ベンガルズはチーフスに対して3勝1敗で、その中には2021年シーズンのAFC(アメリカン・フットボール・リーグ)チャンピオンシップ・ゲームにおいて、アローヘッド・スタジアムでチーフスに勝利し、ベンガルズが3度目のスーパーボウルに出場することになった試合も含まれる。
しかし、マホームズとチーフスは1月のプレーオフでの再戦でベンガルズを破り、最後に笑うことになった。この試合では、43回中29回のパスを成功させ、326ヤードとタッチダウン2回という記録を残し、さらに終盤には勝負を決めるフィールドゴールにつながる重要なファーストダウンをラッシングで獲得するなど、絶好調のマホームズがその真価を発揮している。
バロウはマホームズほど好調ではなかった。パス41本中26本を成功させ、270ヤードとタッチダウン1回を記録したが、第4クオーターの1回を含むインターセプト2回を許し、この試合ではサック5回に終わった。
もう一人の有力候補、バッファロー・ビルズのジョシュ・アレンも異論はないだろう。5月、『Good Morning Football(グッドモーニング・フットボール)』のカイル・ブラントがホストを務めるポッドキャスト『Kyle Brandt’s Basement(カイル・ブランツ・ベースメント)』に出演したアレンは、マホームズを単独で第1グループとし、アレンとバロウをその下に置いたブラントのAFCの QBランキングについて聞かれたとき、そのランキングに何の疑問も持たなかった。
アレンは「俺やジョーイや他の誰かがスーパーボウルに勝つまでは、パットがNo.1だと思う。彼は長い間、高いレベルでプレーしてきたし、それを証明するリングも持っているんだ」と話した。
バロウは2位を目指しているわけではなく、「個人的にもチーム的にも、頂点に立つことが常に目標だ」と話しており、その目標は今も変わっていない。しかし、バロウや他のトップクオーターバックにとって、マホームズが最高のQBだと思われていることに反論するのは難しい。それは、他のクオーターバックだけが、本当に最高の一人になることがどれほど大変なことかを理解できるからだ。
バロウは「自分のやっていることでトップにいるときはいつでも、尊敬を集めているものだ。なぜなら、そこに至るまでに必要な仕事を知っているからだ」とコメントした。
【AK】