マット・パトリシアとの“友好的な”再会について詳しく語ったイーグルスCBスレイ
2023年06月14日(水) 12:46今オフシーズン、フィラデルフィア・イーグルスがコーチングスタッフにマット・パトリシアを加えたとき、最初に生じた疑問の中には、コーナーバック(CB)ダリウス・スレイがこの動きをどう捉えているのかというものが含まれていた。
2020年にデトロイト・ライオンズがスレイをイーグルスにトレードするまで、ライオンズ時代におけるパトリシアとスレイの関係は――控えめに言っても――不安定なものだった。
かつてライオンズでチームメイトだったカルビン・ジョンソンがデトロイトで主催したチャリティゴルフイベントで、パトリシアとの関係を質問されたスレイは、“友好的”に物事が進んでいると明かしている。
『Detroit Free Press(デトロイト・フリー・プレス)』のジェナ・マリノウスキーによると、スレイは現地12日(月)に「オフィスではいつもと変わらない日だった。俺たちは2人とも同じ目標を持っていて、競争してチャンピオンシップを勝ち取るために取り組んでいるだけで、それを一番に考えている」と語ったという。
今オフシーズン、イーグルスのヘッドコーチ(HC)であるニック・シリアニはクラブがパトリシアをスタッフの一員として迎えるつもりだと発表した際に、スレイおよびパトリシアと彼らの状況について話したことを示唆しており、「私たちにとって良い形の仕事上の関係になると思っている」と述べていた。
それがこの状況の最も重要なポイントだと言えよう。彼らの関係は仕事上のものであり、それ以上のものではない。コーナーバックとシニアディフェンシブアシスタントは、お互いを好きになる必要はなく、計画を台無しにするようなことをしなければいいだけだ。根底に潜む不和を覆い隠すことができるような安定した組織と勝利の文化――パトリシアの在任中にライオンズに欠けていたもの――をイーグルスが持っていることは、その助けとなるだろう。
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