ペイトリオッツがLBベントリーと2年最大27億円の契約延長に合意
2023年06月30日(金) 09:54ラインバッカー(LB)ジャワン・ベントリーはキャリア最高のシーズンを送ったことで新契約を手に入れた。
ニューイングランド・ペイトリオッツとベントリーが2年最大1,875万ドル(約27億1,566万円)の新契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに報道。ラポポートによると、ベントリーの新契約には900万ドル(約13億0,325万円)の完全保証が含まれるという。
ペイトリオッツからドラフト5巡目指名を受けてNFLキャリアを開始したベントリーは、ルーキー時代は出場機会に恵まれていなかったが、キャリア3年目には先発の座を引き継いだ。この2シーズンではそれぞれ、れっきとしたディフェンダーへと成長を遂げ、昨季にはタックル(125回)とサック(3回)でキャリアハイを更新したほか、タックルフォーロス(5回)、パスブレークアップ(2回)、インターセプト(1回)では自己ベストに並ぶ成績を残している。2022年、『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』はベントリーをNFL内で8位のラインバッカーと位置づけた。そして、5年のキャリアを積んできたベントリーが契約最終年を迎えようとしていた中で、ペイトリオッツは相応の契約延長でその人材を将来的に確保しておくことを選択している。
しかし、これは単純にベントリーに報いるために行われるわけではない。ワイドレシーバー(WR)デバンテ・パーカーの契約を延長した翌日、ペイトリオッツはベントリーとの契約延長に合意することで追加のキャップスペースを確保。こうした動きにより、ペイトリオッツがフリーエージェント(FA)のWRディアンドレ・ホプキンスと契約するチャンスは高まる可能性がある。6月にペイトリオッツを訪問したホプキンスは、7月下旬にトレーニングキャンプが始まる直前までどのチームにも所属しないと見込まれている。
いずれにせよ、2023年に隆盛を取り戻そうとしているペイトリオッツは、全盛期にある2人のプレーメーカーを確保することを決めた。最終的にホプキンスがペイトリオッツに加入することになれば、その意味はさらに大きくなるだろう。
【RA】