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NFLが4人の選手をギャンブルポリシー違反で出場停止処分に

2023年06月30日(金) 09:32


NFLロゴ【NFL】

現地29日(木)、NFLがリーグのギャンブルポリシーに違反した4人の選手に出場停止処分を科したと発表した。

インディアナポリス・コルツのコーナーバック(CB)アイザイア・ロジャース、ディフェンシブエンド(DE)ラショド・ベリー、フリーエージェント(FA)のDEデメトリアス・テイラーが2022年シーズンのNFLの試合で賭博を行ったとして、少なくとも2023年シーズン終了時までの、無期限出場停止処分を受けている。

テネシー・タイタンズのオフェンシブタックル(OT)ニコラス・プティ・フレールはクラブ施設内でNFL以外のスポーツの賭博を行ったとして、2023年シーズンにおける最初の6試合の出場停止処分を受けた。

ロジャース、ベリー、テイラーは2023年シーズン終了時に復帰を申請できる。今回の発表を受けて、コルツはロジャースとベリーをウェイバーにかけた。

コルツのジェネラルマネジャー(GM)クリス・バラードはロジャースとベリーの放出後に発表した声明で「これらの選手がリーグのギャンブルポリシーに違反したと判断されたことを受けて、以下の通りロースターの変更を行った」と述べている。「ゲームの完全性は何よりも重要なことだ。組織として、私たちは選手、コーチ、スタッフに対し、実施されている方針と、違反した場合に起こりうる重大な結果について教育を続けていく」

6月5日、ロジャースは声明を発表し、自身の行為について“全責任”をとると述べた。

リーグのギャンブルポリシーでは、NFLに所属する誰もが、練習場を含め、クラブあるいはリーグの施設や会場で、いかなる形のギャンブルに関与することも禁じられている。

タイタンズは木曜日に次のような声明を発表した。「私たちはリーグから、ニックの出場停止処分を知らされた。私たちはニックを信じており、彼がゲームの完全性および私たちの組織を深く尊重していることを知っている。選手たちには、リーグのルールと方針を理解し、遵守することの重要性を強調し続けていく」

木曜日のニュース以外にも、2023年のオフシーズンにはギャンブルによる出場停止処分が相次いでいる。4月21日、リーグはデトロイト・ライオンズのワイドレシーバー(WR)ジェイムソン・ウィリアムズとクインテズ・シーフス、スタンリー・ベリーヒル、セーフティ(S)のC.J.ムーア、そしてワシントン・コマンダースのDEシャカ・トーニーをNFLのギャンブルポリシーに違反したとして出場停止にした。

リーグが選手一人ひとりにギャンブルポリシーを伝える努力をしているにもかかわらず、この1年でも少なからぬ選手がそれに違反している。ほとんどのクラブがそうした選手の判断ミスをカットの理由とみなしてきた。出場停止処分後も所属クラブに残留しているのはプティ・フレールとウィリアムズ、トーニーのみとなっている。

ギャンブル関連の出場停止処分の原因は、出場していない間に自分のチームに関する賭博を行った場合から、クラブ施設内でNFL以外のスポーツに賭けることを禁止するリーグの規定を守らなかった場合まで、さまざまだ。例えば、WRカルビン・リドリーは2021年にケガからの回復を目指している最中に、当時所属していたアトランタ・ファルコンズに関する賭けを行い、2022年に無期限の出場停止処分を科された。その後、ジャクソンビル・ジャガーズにトレードされたリドリーは、すでにリーグから復帰を認められており、2023年にはジャガーズで活動を再開すると見込まれている。

【RA】