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ケガがなければ“止められない”レシーバー陣になるとブロンコスWRジューディ

2023年06月30日(金) 14:27


デンバー・ブロンコスのジェリー・ジューディ【AP Photo/Steve Luciano】

過去3シーズン、デンバー・ブロンコスのレシーバー陣はケガに見舞われ、ワイドレシーバー(WR)4人組の良さが抑えられている。

ジェリー・ジューディ、コートランド・サットン、ティム・パトリック、K.J.ハムラーの4人が同じ試合に出場したのは過去3年間でわずか2回。このレシーバー陣は2020年シーズン第2週の試合に出場したが、その後、サットンがシーズン残りを欠場した。2021年には全員が第1週の試合に出場したものの、ジューディが負傷退場し、その後の6試合に出場できず。ジューディが復帰した時には、ハムラーのシーズンが終了(第3週に負傷)していた。昨年はパトリックがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂でシーズンすべてを失っている。

パトリックの復帰の目処が立ったことで、ブロンコスは新ヘッドコーチ(HC)ショーン・ペイトン時代の幕開けに、ついに4人の選手をフィールドにそろえられるかもしれない。全員が健康であることの重要性はジューディにとっても明らかだ。

チームの公式サイトによれば、現地28日(水)に自身のユースフットボールキャンプに参加していたジューディは「レシーバー陣がそろうのは多くのことを意味する」と話したという。

「俺ら全員が同じフィールドでどれだけ長い間プレーしていないことか、ルーキーイヤー以来かな? そう、ここ数年はタフだった。でも、全員が同時にフィールドに立つというのは大きなことだ。なぜなら、俺たちに何ができるかを知っているからだ。彼らも俺たちに何ができるかを知っている。だから、全員が同じフィールドにいれば、止められないグループになるだろう」

レシーバー陣は理論上では互いをよく補い合っているが、一緒にプレーする時間が少ないため、集団としての力がどれほどかは予測にとどまっている。ジューディとサットンは、このオフシーズン初めにトレードのうわさの対象だったが、ペイトンはどちらもトレードしないとはっきりと主張した。

ジューディは2020年にドラフト1巡で指名されて以来、同じ年にドラフトされた選手と比べて期待に沿わない結果しか出せておらず、まだ1,000ヤードを記録していない。アラバマ大学出身のジューディは、ペイトンの登場で能力が開花すると信じている。

「ペイトンHCはあらゆる方法で俺を指導してくれている」とジューディはコメントし、こう続けた。「俺がミスした細かな部分全てを見て、彼は意見をくれた上に、どう改善できるかを考えてくれる。俺が最高の選手になれるよう、一生懸命支えてくれるようなコーチを持つことは本当にありがたいことだ・・・」

「彼は優れたオフェンスの頭脳の持ち主だ。選手たちを適切なポジションに置き、それぞれが成功できるようにさまざまな配置を考えてくれている。たとえば、俺を移動させたりとかね。でも、俺だけに注目するのは難しい。だって、K. J.(ハムラー)もコート(ランド・サットン)もティム・パトリックもいるし、ランニングバック(RB)もいる・・・。注目すべき部分がたくさんあって、それらをどう扱うべきか彼は知っているはずだ」

まず、ブロンコスのレシーバー陣がようやく健康を維持し、同時にペイトンが彼らに何ができるかを見極めなければならない。

【KO】