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バイキングスWRジェファーソンがフラッグフットボールのグローバルアンバサダーに就任

2023年06月30日(金) 13:45


ミネソタ・バイキングスのジャスティン・ジェファーソン【AP Photo/Ross D. Franklin】

ミネソタ・バイキングスのワイドレシーバー(WR)ジャスティン・ジェファーソンが、フラッグフットボールのグローバルアンバサダーに就任した最新のNFLプロボウル選手となった。

ジェファーソンは元NFL選手であるトリー・ホルトやマイク・ラッカーとともに、アメリカンフットボールおよびフラッグフットボールの現役選手、レジェンド、コーチ、オフィシャルを含む、男女のオールスターチームに加えられ、世界で最も急速に成長しているスポーツの1つであるフラッグフットボールの知名度をさらに高め、独自の価値を広めるために協力するアンバサダーの一員となる。

ホルトとラッカーはノースカロライナ州シャーロットで実施される2023年IFAF(国際アメリカンフットボール連盟)アメリカ大陸フラッグフットボール・チャンピオンシップに登場する予定だ。USAフットボールとIFAFによって活性化された、男子および女子のトーナメントは、現地7月5日(水)から7日(金)まで行われる。ノースカロライナ州ギブソンビル出身のホルトとシャーロット在住のラッカーは、フラッグフットボールの成長を促進し、この世界的なイベントへの関心を高めるだろう。

NFLの2022年キックオフに先駆けて発表された、フラッグフットボール・アンバサダーチームは、フラッグフットボールへの認知度、関心、参加率を国際的に高め、競技の発展を推進するために行われている、NFLとIFAFの世界的な取り組みをサポートする。

ジェファーソンは「フラッグフットボールは素晴らしいスポーツであり、子どもたちがフットボールの基礎を学ぶのに最適な方法だ」と述べている。「自分はフラッグフットボールがスポーツとして採用された最初のプロボウルゲームズでプレーすることができた。それは自分にとって信じられないほど素晴らしい経験だった。フラッグのペースとコンセプトが大好きで、だからこそグローバル・フラッグフットボール・アンバサダーになったことにとても興奮している。これはまさに万人のためのスポーツであり、NFLと協力してこの素晴らしい競技の発展に貢献することが待ち遠しい」

今年、NFLはプロボウルの変革を祝し、この目玉イベントを“プロボウルゲームズ”と改名した。ラスベガスで開催された1週間にわたる選手スキルの祭典では、フラッグフットボールにスポットを当てたエキサイティングな新フォーマットが採用されている。2月5日(日)に行われたAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)対NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)のフラッグゲームに加え、プロボウルゲームズでは、プレー・フットボール・オープニング・ナイトや、『RCX Sports(RCXスポーツ)』とのパートナーシップによってつくられたNFLフラッグ・チャンピオンシップなど、1週間を通してフラッグが組み込まれ、国内外からトップクラスの女子および男子のユースフラッグチームが参加した。

NFLの伝説的選手であり、セントルイス・ラムズ(現ロサンゼルス・ラムズ)で第34回スーパーボウルのチャンピオンに輝いたトリー・ホルトは「グローバル・フラッグフットボール・アンバサダーの素晴らしいグループに加わることができて、とても興奮しているし、光栄に思っている」と述べている。「フットボールは私の人生を変えた! そして今、NFLやIFAFと共に、フットボールコミュニティに恩返しする機会を得ている。私たちの目標は、フラッグフットボールへの認知度、関心、参加者を国際的に増やし続けながら、このスポーツの発展を推し進めることだ」

フラッグフットボールは現在、世界100カ国以上で性別や年齢を問わずプレーされており、NFLの国内外における参加・育成戦略の要として、さらなる拡大が見込まれている。IFAFが過去最大規模のエリート・インターナショナル・フラッグ・コンペティションのローンチに向けて準備している中で、昨年にアラバマ州バーミンガムで開催されたワールドゲームズで初めてフラッグフットボールが採用されたことで、その勢いはさらに増している。フラッグフットボールはテンポが速く、接触を伴わず、創造性に富み、高度な技術を要する競技だ。それは簡単にアクセスでき、包括的であるという利点があり、新しい選手を引きつけ、成長を加速させ、すべての人にフットボールのメッセージを広めるための完ぺきな手段となっている。

パンサーズの伝説的選手であるマイク・ラッカーは次のように語った。「私たちがフラッグフットボールと呼んでいるこのゲームをサポートし、共有し、成長させることができるのは、本当に光栄なことだ。シャーロットのガールズ・ジャンボリーで初めてフラッグを知ったときのことは忘れられない。私はすぐに未来を予感し、このゲームがいかにしてあらゆる立場の人々を結びつけるのに役立つかを悟った。そのフィールドでは、次世代の選手、コーチ、GM、スカウトを見た。私はこのゲームが学校全体、そして世界中で成長し続けるのを手助けできることを心から楽しみにしている!」

そうした国際的なアスリートの世界的な活躍は、NFLを世界的に成長させようというグループの活動範囲と野心を強調するだけではなく、国際的な選手がNFLそのものに与える影響も指し示している。

これまでに発表されたアンバサダーのうち、国際的なつながりを持つ人物は以下の通りだ。

デジレー・エイブラムス:ワールドゲームズや、2018年と2021年のIFAF世界フラッグフットボール選手権、2022年のIFAF女子世界選手権などで、フラッグフットボールを統括する審判団の一員として国際舞台で名を馳せた。2016年、フットボール界における女性オフィシャルの機会を加速させることを目指す、全国女子フットボールオフィシャル協会を設立。

アンドレア・カスティーヨ:パナマ女子フラッグフットボールチームの一員として2022年ワールドゲームズで銅メダルを獲得。

エリサ・デ・サンティス:15歳からチームフランスでフラッグフットボールをプレー。

ダイアナ・フローレス:2022年ワールドゲームズでアメリカを破り、金メダルを獲得したメキシコ女子チームの先発クオーターバック(QB)。16歳だった2014年からメキシコ代表の一員。

フジア・マドゥーニ:グローバル・スポーツ・メンタリング・プログラムのNFLメンティー。

リズ・サワーズ:オタワ大学における女子フラッグフットボールチームのヘッドコーチ(HC)。1年目の2021年にはNAIAチャンピオンに輝いた。

アモン-ラ・セント・ブラウン:デトロイト・ライオンズのワイドレシーバー。ドイツ国籍。ドイツ出身の母の影響でドイツ語とフランス語を流ちょうに話せる。

エクアニメウス・セント・ブラウン:シカゴ・ベアーズのワイドレシーバー。弟のアモン-ラと同様にドイツ国籍で、ドイツ語とフランス語を話すことができる。

オウシ・ウメニオーラ:ナイジェリア人の両親のもとロンドンで生まれた。イギリス出身選手として初めてスーパーボウル制覇を経験。現在はヨーロッパとアフリカで競技の知名度を高めるために活動している。

セバスチャン・ボルマー:ドイツ出身であり、ニューイングランド・ペイトリオッツでオフェンシブタックル(OT)として活躍したNFLの伝説的な選手。ペイトリオッツが第49回スーパーボウルで優勝するのに貢献した。

ルーク・ザハラドカ:イタリア代表フラッグフットボールチームのクオーターバック。

【RA】