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“現在進行形”で49ersのオフェンスを学んでいるQBダーノルド

2023年07月06日(木) 09:28


サム・ダーノルド【NFL】

独立記念日が過ぎ、NFLは今月末に始まるトレーニングキャンプに向けて本格的に動き出す前の最後の数週間を迎えた。

キャンプが始まれば、サンフランシスコ・49ersのクオーターバック(QB)の状況が興味深い話題の1つになるだろう。リハビリを順調に続けているブロック・パーディーは、完全復帰すれば先発になる見込みだ。しかし、パーディーはキャンプ序盤では徐々に調整される可能性が高い。また、彼が再び不調をきたせば、トレイ・ランスかサム・ダーノルドが司令塔としてシーズン開幕を迎えることになるだろう。

ともあれ、少なくともダーノルドとランスはバックアップの座を争う運命にある。49ersが2021年ドラフトで全体3位にトレードアップして獲得したランスは、カイル・シャナハンHC(ヘッドコーチ)のシステムを知っている分、有利になりそうだ。一方、ランスと同様にかつてドラフト全体3位指名を受け、現在キャリアで3つ目のチームに所属しているダーノルドは、オフシーズンワークアウトでポジティブな評価を受けている。

先日、26歳のダーノルドはチームメイトのタイトエンド(TE)ジョージ・キトルが主催したタイトエンド・ユニバーシティというキャンプで『NBC Sports Bay Area(NBCスポーツ・ベイ・エリア)』のジェニファー・リー・チャンに対し、まだシステムに慣れようとしているところだと明かした。

「現在進行形で取り組んでいるところだ」と語ったダーノルドは「(ミニ)キャンプを通して調子は良くなったし、単純にシステムにも慣れてきたと思う。まだ学ばなきゃいけないし、システムを学び続けるプロセスを経ないといけない。でも、それを楽しみにしているし、これまでも本当に楽しかった」と続けている。

うまくいかなかったニューヨーク・ジェッツ時代を経て、カロライナ・パンサーズでも同じように迷走していたダーノルドは、シャナハンHCの指導の下でキャリアを再生させたいと願っている。キャリア最初の5年間でダーノルドが学ばなければならなかったオフェンスの数を考えれば、トレーニングキャンプ中にオフェンスを把握することは懸念事項ではないはずだ。シーズン開幕時にデプスチャートでランスの前にいるか後ろにいるかは、ダーノルドが渦中でどのようなパフォーマンスを見せるかで決まるだろう。

【RA】