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より大きな機会を“つかむ”準備ができているバイキングスRBマティソン

2023年07月07日(金) 12:23


ミネソタ・バイキングスのアレキサンダー・マティソン【AP Photo/Frank Augstein】

ランニングバック(RB)ダルヴィン・クックの放出により、RBアレキサンダー・マティソンはミネソタ・バイキングスで特に重要な役割を担うことが正式に決まった。

2019年NFLドラフト3巡目で指名を受け、主にクックのバックアップを務めてきたマティソンは、4シーズンでキャリー404回、1,670ヤード、タッチダウン11回を記録している。これまで、1シーズンあたりの記録でキャリー150回あるいは500ランヤードの壁を破ったことは一度もない。

クックが去ったことで、マティソンが輝くチャンスが訪れている。

マティソンは最近、『The Star Tribune(スター・トリビューン)』のポッドキャスト“Daily Delivery(デイリー・デリバリー)”で「俺にとっては、その役割を担って脚光を浴び、ずっと夢見てきたポジションにつく絶好の機会だ。これまで積み重ねてきたすべてのこと、隣で(クックの)足跡をたどりながらやってきたこと、毎日のように互いに挑戦し合ってきたことのおかげで、目の前にあるものをつかむ機会に恵まれている、こういう瞬間に備えることができた」と話している。

今オフシーズン、バイキングスはマティソンと2年700万ドル(約10億0,811万円)の契約を結ぶことで、クックと袂を分かち、ボイジー州立大学出身のマティソンにより大きな役割を与えるという計画を示唆した。クックのようなダイナミックな能力は持ち合わせていないものの、マティソンは必要なヤードを稼ぎ、縦方向に動けるランナーであり、キャリア通算のアテンプト平均ヤードでは4.1ヤードをマークしている。また、バイキングスとそのジェネラルマネジャー(GM)クウェシ・アドフォ・メンサにとっては、高給取りのクックよりも費用対効果の高いランニングバックでもある。

マティソンは今月末に行われるトレーニングキャンプで、オフェンスにおける重大な役割を担おうとしている。キャンプ中は、バックアップのキーン・ヌワングウーやタイ・チャンドラー、ドラフト7巡目指名を受けた新人のドウェイン・マクブライド、さらにはフルバック(FB)C.J.ハムがどれほどマティソンのレップスに食い込むかに注目が集まりそうだ。

【RA】