契約延長を求めるチーフスDTジョーンズがトレーニングキャンプを欠席
2023年07月24日(月) 09:11現地22日(土)、タイトル防衛を目指すカンザスシティ・チーフスのベテラン選手たちがトレーニングキャンプに集合したが、スターディフェンシブラインマン(DL)の1人はその場にいなかった。
新たな契約延長を求めているディフェンシブタックル(DT)クリス・ジョーンズがキャンプの開始時に姿を現さなかったと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに報道。ジョーンズには1日欠席するごとに5万ドル(約709万円)の罰金が科されるとラポポートはつけ加えている。
契約最終年を迎えている中で延長を望んでいるジョーンズがトレーニングキャンプ開始時に姿を見せるかどうかは、オフシーズン中に話題になっていた。
プロボウルに4回選出された経歴を持つジョーンズは7年間のキャリアをすべてチーフスで過ごしており、通算でサック65回、フォースドファンブル12回を記録している。
2022年、ジョーンズはチーフスが4年で2度目のスーパーボウル制覇を成し遂げるのに貢献しながら過去最高のシーズンを送った。キャリアハイに並ぶサック数(15.5回)を記録したほか、タックル数(44回)では自己ベストを記録。オールプロのファーストチームに選出され、ディフェンス部門年間最優秀選手賞の投票では3位につけた。
『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、ジョーンズは2023年に基本給1,950万ドル(約27億6,352万円)を受け取るとのことだが、現行契約に保証金は残っておらず、今季終了後にフリーエージェント(FA)になる予定だ。
そのため、ジョーンズは現在、チームから距離をとっている。
トレーニングキャンプ中、チーフスがジョーンズをいつまで欠くことになるかはまだ分からない。6月、ジェネラルマネジャー(GM)ブレット・ヴィーチはジョーンズが参加必須のミニキャンプを欠席した数日後に、契約交渉は“いい感じ”だと述べていた。
チーフスのトレーニングキャンプが正式に開始され、ジョーンズの姿が見えない今、そうした交渉は双方にとってより緊迫したものになるだろう。
【RA】