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TEジミー・グラハムがセインツと1年契約を締結

2023年07月26日(水) 12:10


ジミー・グラハム【NFL】


ニューオーリンズ・セインツが旧友を呼び戻した。

現地25日(火)、セインツがプロボウルに5回選出された経歴を持つタイトエンド(TE)ジミー・グラハムと1年契約を結んだと発表。

グラハムがシカゴ・ベアーズに所属していた2021年を最後にプレーしていないことを踏まえると、この再会はやや驚きであると言えよう。

セインツから2010年ドラフト3巡目で指名されたマイアミ大学出身のグラハムは、当時ヘッドコーチ(HC)を務めていたショーン・ペイトンが率いるオフェンスで大活躍した。元クオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズと共にプレーした5シーズンで、グラハムはレシーブ386回で4,752ヤード、タッチダウン51回を記録。2013年シーズンにはタッチダウンレシーブ16回でNFL首位に立った。グラハムはセインツ時代にプロボウルに3回、オールプロのファーストチームに1回選出されている。

2014年にフランチャイズタグの状況でもめた後、グラハムはセインツと4年4,000万ドル(約56億4,250万円)の契約を締結。その1年後、セインツは1巡目指名権および元センター(C)マックス・アンガーと引き換えにグラハムと4巡目指名権をシアトル・シーホークスにトレードした。

グラハムはシーホークスで3シーズンを過ごして43試合に出場。プロボウルに2度選出された。その後、グリーンベイ・パッカーズ(2018年から2019年)とベアーズ(2020年から2021年)にそれぞれ2年間在籍している。

昨季にフットボールから離れていた36歳のグラハムにどれほど余力が残っているのかは疑問だ。ベアーズでの最終シーズンに15試合に出場したグラハムの成績は、レシーブ14回、167ヤード、タッチダウン3回というものだった。

グラハムはユウォン・ジョンソンやフォスター・モロー、ジェシー・ジェームズ、テイサム・ヒルがいるセインツのTEルームに加わる。そこに加われば、グラハムは2023年にレッドゾーンの脅威としてQBデレック・カーに頼られるかもしれない。

セインツはオフェンス面で他にも、ベテランガード(G)トライ・ターナーと1年契約を結んだ。ニューオーリンズ出身で、グラハムと同じくプロボウルに5回選出されたことのあるターナーは、リーグでの10年目にセインツに加入することになった。キャリア最初の6シーズンをカロライナ・パンサーズで過ごした30歳のターナーにとって、セインツはこの5年で5つ目のチームとなる。

グラハムと同様に、ターナーはセインツ攻撃陣において自分のポジションに厚みを与える存在となるはずだ。ターナーが加わるガードポジションは先発候補のアンドルス・ピートとシーザー・ルイスが率いている。

【RA】