トレーニングキャンプに復帰したレイブンズRBドビンズ、「もう大丈夫だ。ここにいる」
2023年08月24日(木) 11:55現地23日(水)、ボルティモア・レイブンズのランニングバック(RB)J.K.ドビンズはオフシーズンに長く欠席していた理由についてあまり詳しく語らなかったが、健康であることを喜び、次のシーズンに向けて準備が整っていると明かしている。
先週にPUP(故障者)リストからアクティブ登録されて以来、初めて報道陣の前で発言したドビンズは「最高の気分だ」とコメント。「かなりいい気分だ。すごくいい気分だから話はこのへんにしておく」
夏のワークアウトをすべて欠席したドビンズは、トレーニングキャンプの序盤にも姿を現していなかった。慢性的な膝のケガでPUPリストに置かれていたドビンズだが、契約上の問題があったため、予定通りにキャンプに集合しなかったともほのめかしている。レイブンズのヘッドコーチ(HC)ジョン・ハーボーはキャンプが始まった際に、ドビンズの欠席には“複雑な”事情があると語っていた。
キャンプを欠席していたことについて質問されたドビンズは、舞台裏で何があったのか、多くを明かさずに次のように話している。
「ああ、それは難しい質問だな。俺はただ、ためらっていただけ。チームメイトが俺を必要としてくれているから、チームメイトのためにそこにいたいと思っている。ただそれだけさ。チームメイトは状況を理解してくれた。もう大丈夫だ。ここにいる」
ドビンズはあることを明確にしている。それは、練習していなかったからといってレイブンズのキャンプ活動に参加していなかったわけではないということだ。
「ずっとここにいた。ミーティングにも出ていた」とドビンズは明かしている。
とはいえ、ドビンズは金銭的な部分をあいまいにしたままだ。ドビンズはハーボーHCやレイブンズのフロントオフィス、オーナーシップを称賛し、レイブンズに残りたいという意向を示している。
「エリック氏(エリック・デコスタ)は最高のGM(ジェネラルマネジャー)だ――このゲームで最高のGMだ」と強調したドビンズはこう続けた。「彼がなんとかしてくれるだろう。なるようになるさ。彼がなんとかしてくれるはず。俺たちはいい会話を重ねている」
「エリック氏、ハーボーコーチ、スティーブ氏(スティーブ・ビスシオッティ/オーナー)、みんなを尊敬している。そういうものだ。当面の間は外に出てプレーするつもり。残りの人生、フットボールキャリアでレイブンズのためにプレーできたらいいなと思っている」
レイブンズのオフシーズンは、膠着(こうちゃく)状態の末にクオーターバック(QB)ラマー・ジャクソンが4月に長期契約延長にサインしたことで180度変わった。それに続いてレイブンズは2023年NFLドラフト1巡目でワイドレシーバー(WR)ゼイ・フラワーズを指名。フラワーズはトレーニングキャンプにおいてレイブンズのスター選手の1人として数えられている。レイブンズでは楽観的な見方が広まっており、ドビンズは自分とチームにとって良いことが起こると予想しているようだ。
水曜日に自らを“リーグ屈指のランニングバック”と称したドビンズは、適切な仕事量を任されれば2023年に素晴らしいシーズンを送れると信じている。シーズン終了後に契約問題が未解決のままだった場合、それは長引く交渉の潤滑油となるはずだ。
「他の選手と同じくらい出られたら、本当にいい1年になるだろう」とドビンズは話している。
【RA】