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ブラウンズRTコンクリンがACL断裂でシーズン終了

2023年09月12日(火) 09:55

クリーブランド・ブラウンズのジャック・コンクリン【AP Photo/Kirk Irwin】

クリーブランド・ブラウンズのライトタックル(RT)ジャック・コンクリンの2023年シーズンが1試合で終わった。

現地11日(月)、『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに、ブラウンズがシンシナティ・ベンガルズに勝利したシーズン第1週の試合でコンクリンがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂したと報道。

その後、ブラウンズのヘッドコーチ(HC)ケビン・ステファンスキーが月曜日に臨んだ記者会見で、コンクリンが今季にこれ以上出場しないことを正式に発表した。

ステファンスキーHCは「彼のことを思うと残念だが、フットボールではよくあることだ。こういうことはいつ起こるか分からないものだし、次の選手が代わりを務めるといった類の出来事だ」と報道陣に述べている。

コンクリンは日曜日に行われた試合の第2クオーター序盤に膝を負傷。ベンガルズのディフェンシブエンド(DE)トレイ・ヘンドリックソンが不自然な形でコンクリンの足元に転がり込んだ結果、コンクリンはすぐさま地面に倒れ、明らかに痛がっていた。コンクリンがカートに乗せられてフィールドを後にしたため、ブラウンズはコンクリンの代わりに新人のダワンド・ジョーンズを起用せざるを得なくなっている。

コンクリンは昨季に4年6,000万ドル(約88億0,353万円)の契約延長に合意。契約期間は2026年までとなっているが、今回の負傷によって、コンクリンはおなじみの、もどかしい状況に置かれている。コンクリンはブラウンズでの4年間で、偶数年シーズンは14試合以上に出場しているが、奇数年シーズンは8試合以上に出場していない。2021年シーズンには肘と膝のケガで9試合を欠場したものの、昨シーズンは復帰して14試合に出場した。

オールプロに2度選出されたことのあるコンクリンにとって残念なことに、2023年シーズンは1試合の半分に出場したところで幕を閉じている。

プレシーズンの大半でそうであったように、ジョーンズは日曜日の試合でもスポットライトを浴びることなく自分の仕事に取り組みつつ、ライトタックルとしての責任を見事に果たした。ブラウンズからドラフト4巡目指名を受けたオハイオ州立大学出身のジョーンズは、今後もコンクリンの代わりを務めることができそうだ。ブラウンズが1週間後にマンデーナイトフットボールのピッツバーグ・スティーラーズ戦に臨む際に、ジョーンズはそうした役割を担うだろう。

今後、ジョーンズがコンクリンに代わって先発を務めることを正式に認めたステファンスキーHCは、次のようにコメントしている。

「ダワンドは(ビル)キャラハンコーチと常に準備を進めてきた。NFLにレッドシャツはない。彼はこれからも良くなっていくだろう」

【RA】