ベアーズHCエバーフラスがWRクレイプールは今週もチームを離れると発表
2023年10月03日(火) 13:40シカゴ・ベアーズのワイドレシーバー(WR)チェイス・クレイプールのチームからの離脱はシーズン第5週も続く。
チームが現地5日(木)に行われるワシントン・コマンダース戦に向けて準備を進める中、ヘッドコーチ(HC)マット・エバーフラスは月曜日に、クレイプールが今週もチームとは離れていると発表した。エバーフラスHCは前回の試合でクレイプールをインアクティブにするという判断を下した背景についても一部、明らかにしている。
エバーフラスHCは報道陣に「チェイス・クレイプールの件について公表しておくと、私たちは彼に、君は試合を含めて週末にここにいないと伝えた。土曜日には、インアクティブにするつもりであることを伝えた」とコメント。
「今朝も、君が今週の試合に出ることはないと告げた。単純に、今はそれがチームにとって最善だと考えている。繰り返しになるが、ライアン(ポールズ、ジェネラルマネジャー/GM)と私は彼にそれを伝えたし、それが現状だ。つまり、今はそれがチームにとって最善だと感じている」
クレイプールが先週、ベアーズのコーチングスタッフから最適なポジションを与えられているかどうかを疑問視しているとの発言を報道陣の前で行った後に、彼の欠場は決まっている。クレイプールは今シーズンに出場した3試合を通してレシーブ4回(ターゲット14回)、51ヤード、タッチダウン1回を記録してきた。
「ミーティングや練習、ウオークスルーなどで選手を評価するときに、仕事全体を評価することは重要だろう?」と述べたエバーフラスHCは「そして今、私たちはチェイスがチームから離れることがこのフットボールチームにとって最善だと感じている」と続けている。
ベアーズは日曜日に行われた試合で、デンバー・ブロンコスに一時的に21点もの差をつけられた。それを受け、クレイプールの状況は一旦、月曜朝まで後回しにされている。エバーフラスHCはシーズン第5週以降のクレイプールの出場可能性に関するあらゆる質問を回避し、“すべてのトレードや取引を行っているのは”ポールズGMであり、“それについては今後の展開を見ながら決めていく”と述べた。ポールズGMは昨シーズン半ばに行ったピッツバーグ・スティーラーズとのトレードで、2023年ドラフト2巡目(全体32位)指名権と引き換えにクレイプールを獲得している。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが月曜日に報じたところによると、クレイプールのベアーズでの将来はかなり不安定なものになっており、それが未だ勝ち星をあげていないベアーズの波乱の2023年シーズンに拍車をかけているとのこと。
タイトエンド(TE)コール・ケメットは、こうした状況は2022年10月24日以来勝てていないという結果によって促されていると感じているようだ。
『ESPN』のコートニー・クローニンによると、ケメットは月曜日に次のように語ったという。
「敗北からきていると思う。みんなにとって、負けることに向き合うのはきついだろう。俺にとってもきついことだったけど、毎日、仕事に戻り、心を整理する方法を見つけなきゃいけない。そりゃあきついよ――ほら、もう1年近く試合に勝っていないし、その結果を持ち帰らなきゃいけないのはつらいさ。こたえるね。それに対処するのはきついけど、みんな大人になって、前に進み、決められたプロセスを信じることができるようにならないと」
「物事が思い通りに進まないとか、望んだ目標を達成できないとか、試合に勝てないとか、そういったことが積み重なったら、フラストレーションはたまるものだ。だけど、そこで一人前の大人になって、毎週、気持ちをリセットして、毎日、自分自身を向上させることに集中できるようにならないといけない」
【RA】