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シーホークスがジャイアンツ相手の大勝でチーム歴代最多タイとなる11回のサックを記録

2023年10月04日(水) 11:15


ニューヨーク・ジャイアンツのダニエル・ジョーンズ【AP Photo/Adam Hunger】

メットライフ・スタジアムでニューヨーク・ジャイアンツに24対3で圧勝したマンデーナイトの試合は、シアトル・シーホークスにとってサック祭りとなった。

この試合でシーホークスは、1986年のシーズン第14週に行われたロサンゼルス・レイダース戦で記録したチームの1試合最多サック記録に並ぶ11回のサックを決めている。

「守備コーディネーター(DC)クリント・ハートとディフェンス陣にとって最高の夜となった」とヘッドコーチ(HC)のピート・キャロルは試合後に語っている。

「ミックスやチェンジアップなど、いろいろな方法で相手を追いかけ、フィールドにいるほぼ全員を起用し、適切なタイミングでコールすることで、選手たちはそこから爆発的なプレーを生み出すことができた。クリントは大いに称賛されるべきだ。パスラッシュにはフロントの選手だけでなく、全員が貢献している。カバレッジはバックフィールドの選手が役割を果たすところであって、今夜はそれを存分に発揮できた」

ミドルラインバッカー(MLB)ボビー・ワグナー、ラインバッカー(LB)ジョーディン・ブルックス、コーナーバック(CB)デボン・ウィザースプーン、LBウチェナ・ヌウォスがそれぞれ2.0回のサックを記録している。1試合で4人の選手が2回以上のサックをマークしたのはフランチャイズ史上最多を数え、7人が1回以上のサックを決めたことでチーム史上2番目の記録を打ち立てた。

ウィザースプーンは試合を決定づける97ヤードのピックシックスも決めており、シーホークスはスーパーボウル時代、1試合で11回以上のサックとピックシックスを記録した2つ目のチームとなった。1977年シーズン第7週のバッファロー・ビルズ戦でオークランド・レイダースも11回のサックとピックシックス1回を記録している。

「俺たちには必要なことだった」とワグナーは11回のサックについて述べている。

「ディフェンスに関しては、毎試合良くなっていると思っている。相手のランもうまく止められているけど、プレッシャーをかけられたことが一番良かった。前回の試合も十分にプレッシャーをかけることができたけど、今回ほど多くのサックは決められなかった。この試合ではそのプレッシャーをサックにつなげることができた」

11回中10回のサックを受けたジャイアンツのクオーターバック(QB)ダニエル・ジョーンズは一晩中、あらゆる方向からシーホークスの執拗な攻撃を受け続けた。ジョーンズからスイングパスを受けたワイドレシーバー(WR)パリス・キャンベルが、投球相手を探している間に残り1回のサックを受けている。

シーズン第1週にホームでロサンゼルス・ラムズに17点差で敗れているシーホークスは、そこからデトロイト・ライオンズを敵地で倒すなど、2桁の点差をつけて3連勝を収めてバイウィークを迎える。

シーホークスが3勝1敗以上の成績でスタートを切ったのは過去5シーズンでこれが3度目。過去10シーズンにおいて、3勝1敗以上の好発進を記録した年はいずれもプレーオフ進出を果たしている。

【R】