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ペイトリオッツHCベリチックがセインツDEジョーダンを「リーグで最も尊敬している選手の一人」と称賛

2023年10月06日(金) 10:59


ニューオーリンズ・セインツのキャメロン・ジョーダン【NFL】

ニューイングランド・ペイトリオッツのヘッドコーチ(HC)ビル・ベリチックは現地4日(水)に開かれた記者会見の冒頭で、シーズン第5週に対戦するニューオーリンズ・セインツの選手とコーチたちをほめ称えた。

ベリチックHCはセインツのディフェンシブエンド(DE)キャメロン・ジョーダンについて話すのに少し多めの時間を割いている。

「ジョーダンはリーグで最も尊敬している選手の一人だ」とベリチックHCはチームの記者団に語った。

「彼は長い間素晴らしい選手として活躍している。177試合くらいだったと思うが、連続で出場していて非常に耐久性がある。ラン、パス、状況に応じたフットボールと、毎週良いプレーを発揮できる本当に賢い選手だ。とにかく素晴らしい選手だ」

ジョーダンは13シーズンで8回プロボウルに選出されており、キャリア通算116回のサックに加え、2010年代のオールディケイドチームにも選ばれている。それでも、ジョーダンは過小評価されてきたと言っても過言ではないかもしれない。ジョーダンがオールプロに選ばれたのは1度だけで、6シーズンで2桁のサックを挙げているものの、リーグトップになったことはない。主力選手でありながら、セインツに在籍してきた大半の間、チームはクオーターバック(QB)ドリュー・ブリーズが主導するオフェンスで知られていた。

しかし、ベリチックHCはジョーダンの、とりわけその一貫した素晴らしいパフォーマンスに注目していたようだ。

ベリチックHCは、ジョーダンがこれほど尊敬される理由は何かという質問に対し、「彼の一貫性、耐久性」と答えている。「彼は絶え間なくプレーを生み続けてきた」

ベリチックHCが言及したように、ジョーダンはキャリアをスタートしてから172試合(177試合ではない)の連続出場を果たしているが、2021年に新型コロナウイルスのプロトコルによってその記録は途絶えることになった。その翌シーズン、ジョーダンはケガのため初めて(そして唯一の)欠場を余儀なくされている。セインツが2011年のドラフト1巡で指名して以来、ジョーダンは198試合中196試合に出場したことになる。

ジョーダンはそのうちの3試合でベリチックHC率いるペイトリオッツと対戦しており、サック1回、タックル7回、QBヒット5回を記録して1勝2敗となっている。

「幸いなことに、彼とはあまり頻繁に対戦していない」とベリチックHCは述べている。「通常は4年おきだが、試合数が増えたことで珍しく2年おきに対戦している」

ベリチックHCが相手選手に賛辞を贈るのはよくあることだが、だからと言って史上最高のコーチの一人とされるベリチックHCが称賛したことの重要性が損なわれるわけではない。それが相手のオフェンス選手なら、ベリチックHCはその選手を止めるゲームプランを立てる可能性がある。将来の殿堂入りが確実な名将が長年にわたってディフェンスを重視してきたことを考えると、ディフェンス選手が称えられたのはより特別なことと言えよう。

ある意味、34歳のジョーダンと71歳のベリチックHCは似たようなキャリアの岐路に立たされているのかもしれない。

ベリチックHCは自身の指揮のもとで6回のスーパーボウル優勝を果たしたフランチャイズを復活させようとしているが、2018年以来、ポストシーズンの勝利はない。一方のジョーダンも今年はわずか0.5回のサックしか記録しておらず、現役生活も終わりに近づいていることを認識している。この2人のディフェンスの巨匠が対戦するのは、日曜日が最後になるかもしれない。

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